抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
製紙関連企業において,新たな機能紙の開発が求められている。そこで,寝具や衣服のベストに利用され,また,住建分野で研究や検討がされている潜熱蓄熱材である相変化物質(PCM)の製紙分野への適用を検討し,温度調整機能を有する機能性シートの開発を行う。今回は,紙料中でPCM材を添着させる内添紙と樹脂にブレンドして塗工を行う塗工紙,段ボールに封入する加工段ボールの3種類のPCM配合シートを作製し,温度特性に関するデータを採取した。また,併せて評価法の検討も行った。その結果,マイクロカプセル型のPCM材を配合した3種のPCMシートを作製することが出来,評価試験を行った結果,周囲の外気温より温度上昇を抑制する効果がみられた。一方,評価方法については,短時間で昇温を行う条件の方が長時間で緩やかに昇温を行う条件より抑制効果が大きく現れることが分かった。(著者抄録)