抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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クラウドソースドラーニングは,学習プロセスにクラウドソーシングの概念を取り入れた学習形態である。クラウドソースドラーニングでは,インターネットでつながるクラウド(群衆)と協働で学習することにより,迅速なフィードバック,パーソナライズされた学びの提供,新たな知識創造が期待される。一方で,クラウドソースドラーニングはまだ未成熟な段階にあり,その特長が発揮されるまでには研究が進んでいない。我々はこれまでに,ブロックチェーンとコンテンツカプセル技術を用い,学習者同士が仮想通貨で知識の取引を行う学習経済モデルを提案してきた。学習経済モデルにおいては,仮想通貨が学習者間を活発に循環することで,学びの循環が形成される。本研究の目的は,学習経済モデルをクラウドソースドラーニングに取り入れることにより,クラウドソースドラーニングの特長を活かした学習者中心の学習環境を構築することにある。現在我々は,クラウドソースドラーニングの実装事例として,学習者が自らの学習目的とスキルに適合した学習コンテンツの制作を他の学習者に依頼し,完成した学習コンテンツをインターネット上の市場で販売する学習プラットフォームを構築している。本稿ではその実装状況について報告する。(著者抄録)