文献

J-GLOBAL ID：201802233403139195   整理番号：18A2204453

ITER-TFコイル用Nb₃Sn素線のIc値における熱処理擾乱の影響

著者 (8件)： 梶谷秀樹 (量研機構) ,  中本美緒 (量研機構) ,  葛西裕磨 (量研機構) ,  川崎勉 (量研機構) ,  宇野康弘 (量研機構) ,  山根実 (量研機構) ,  松井邦浩 (量研機構) ,  小泉徳潔 (量研機構)
資料名： 低温工学・超電導学会講演概要集  (低温工学・超電導学会研究発表会講演概要集)
巻： 97th  ページ： 128  発行年： 2018年11月19日 
JST資料番号： G0564B  ISSN： 0919-5998  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ITER TFコイルのダブルパンケーキ(DP)熱処理では,素線サンプルをDP近傍に設置し,同時熱処理した後,その素線サンプルの臨界電流値(Ic)を測定することで,熱処理の健全性を確認している。これまでに,43体のDP熱処理を完了しており,その全てにおいて,熱処理が健全であることを確認している。一方,熱処理中に停電等によって操炉が停止すると,導体性能が劣化するリスクがある。特に,内部拡散法のNb3Sn素線では,このような温度擾乱が発生すると,その性能が劣化すると考えられているため,停電時用の予備電源を備えている。しかし,このような対策を実施しても,何かしらの温度擾乱が発生すれば,導体性能が劣化する可能性があるため,リスクは残る。そこで,本研究では,ITER TF素線を用いて,様々な温度擾乱を模擬して熱処理した素線サンプルのIc試験を実施し,その影響を調査したので,報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： 核融合炉 ,  研究用原子炉 ,  *トロイダル形コイル ,  *超伝導線 ,  *臨界電流 ,  熱処理 ,  健全性 ,  スズ化合物 ,  ニオブ化合物 ,  擾乱 ,  シミュレーション ,  温度依存性
準シソーラス用語： ITER【実験炉】 ,  ニオブ3スズ

分類 (2件)： 核融合装置  (BJ02083Z) ,  超伝導材料  (BM04041W)

タイトルに関連する用語 (6件)： ITER ,  TFコイル ,  Nb3Sn ,  IC ,  熱処理 ,  擾乱