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J-GLOBAL ID：201802233971545369   整理番号：18A0223803

二重端面切欠き引張試験による複合材料積層板のモードII層間破壊じん性評価法の提案と検証

New Test Method for Mode II Interlaminar Fracture Toughness of Composite Laminates: Doubly End-Notched Tension Method

著者 (3件)： 矢代茂樹 (九大 大学院工学研究院) ,  安形俊秀 (静岡大 大学院総合科学技術研究科) ,  吉村彰記 (宇宙航空研究開発機構)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 44  号： 1  ページ： 19-24  発行年： 2018年01月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は,繊維が一方向に配列されたシートを所定の角度で積層して用いる形式が広く利用されている。このような積層構造CFRPの破壊靭性,特にモードIIの剪断破壊については十分な結果が得られる評価方法の確立がなされていない。本研究においては,この課題に対して,破壊靭性評価法の提案を行ない,その検証実験を行なった。この評価方法では,二重端面切欠を有する試験片を用いて引張試験を行なうことが特徴である。このタイプの試験片での力学解析を示した後,汎用および高強度CFRPを対象とした実験を行なった。この実験から,提案した評価方法はモードII破壊靭性値を得るのに適合する可能性を示した。

シソーラス用語： *炭素繊維強化プラスチック ,  積層材料 ,  *破壊靱性 ,  モード2 ,  方式 ,  試験片 ,  引張試験
準シソーラス用語： 切欠き試験片 ,  評価方法

分類 (1件)： ゴム・プラスチック材料  (HC04030W)

引用文献 (14件)：

• 1) 影山和郎: 日本複合材料学会誌, 24 (1998), 205-211.
• 2) JIS K7086: 炭素繊維強化プラスチックの層間破壊じん (靱) 性試験方法(1993).
• 3) ASTM D5528: Standard test method for mode I interlaminar fracture toughness of unidirectional fiber-reinforced polymer matrix composites (2013).
• 4) ISO 15024: Fibre-reinforced plastic composites-Determination of mode I interlaminar fracture toughness, GIC, for unidirectionally reinforced materials (2001).
• 5) L.A. Carlsson, J.W. Gillespie & R.B. Pipes: <i>J. Compos. Mater.</i>, 20 (1986), 594-604.

タイトルに関連する用語 (8件)： 切欠き ,  引張試験 ,  複合材料 ,  積層板 ,  層間破壊じん性 ,  評価法 ,  提案 ,  検証