抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄骨造の現場溶接工事では溶接技能者不足に対応するため,生産性が高く,高品質な溶接施工技術が求められている。大林組は両課題の解決策として現場ロボット溶接技術の開発を進めており,既に下フランジの現場上向ロボット溶接技術を開発した。今回,現場ロボット溶接技術のさらなる適用拡大を目指し,コラム柱の継手をロボットで自動溶接する現場横向ロボット溶接技術を開発した。溶接施工実験を行い,実工事に適用した結果,以下を確認できた。1)横向ロボット溶接した溶接部の機械的性質は必要性能を満足した。2)梁下フランジの現場上向ロボット溶接技術とコラム柱の現場横向溶接技術を実工事に適用した結果,第三者による溶接部の外観検査・超音波検査は全数合格し,良好な溶接品質を安定的に確保できた。3)本開発により,梁の上下フランジと柱(円形鋼管,BOX,コラム)の現場ロボット溶接が実用化できた。(著者抄録)