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J-GLOBAL ID:201802235665315837   整理番号:18A1366335

フラストレートした2脚スピンラダー系BiCu2PO6におけるスピンによる熱伝導率

Thermal Conductivity due to Spins in the Frustrated Two-Leg Spin Ladder System BiCu2PO6
著者 (9件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 074702.1-074702.5  発行年: 2018年07月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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スピンによる熱伝導率,κspinを研究するために,スピン量子数がS=1/2で,x=0および0.02のBi(Cu1-xZnx)2PO6単結晶のフラストレートした2脚スピンラダー系における熱伝導率を測定した。x=0の場合,スピンラダーに垂直なa軸に沿った熱伝導率,κa,およびスピンラダーに平行なb軸に沿ったκbは同じような温度依存性を示し,κaとκbの双方でフォノンによる熱伝導率が支配的であることを示唆している。さらに,15K近くで,κbだけに小さい突起が存在することが判明し,それは磁場の印加により明らかになり,Cuに対する非磁性Znの部分置換により抑制される。従って,突起はκspinの寄与によると結論づけられる。スピンギャップΔの大きさにより規格化される温度の関数として,最近接交換相互作用の二乗により規格化されたκspinの大きさは,他の二脚S=1/2スピンラダー系,Ca9La5Cu24O41とほぼ同じであることが分かった。これは,κspinが2脚S=1/2スピンラダー系に普遍的に存在し,J2とΔにより大まかにスケールされ,スピンフラストレーションがκspinに殆ど影響しないことを意味する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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比熱・熱伝導一般 
引用文献 (33件):
  • C. Hess, Eur. Phys. J.: Spec. Top. 151, 73 (2007).
  • A. V. Sologubenko, T. Lorenz, H. R. Ott, and A. Freimuth, J. Low Temp. Phys. 147, 387 (2007).
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  • A. V. Sologubenko, K. Giannó, H. R. Ott, U. Ammerahl, and A. Revcolevschi, Phys. Rev. Lett. 84, 2714 (2000).
  • C. Hess, C. Baumann, U. Ammerahl, B. Büchner, F. Heidrich-Meisner, W. Brenig, and A. Revcolevschi, Phys. Rev. B 64, 184305 (2001).
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