抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2段階確率計画法による電力利用の最適化に関して,太陽光発電機と再充電可能電池を装備した1軒のスマートハウスと,複数のスマートハウスから構成される送電網を対象に検討した。電力購入,充電/放電および相互移動を記述する決定変数を用い,ある期間にわたる全購入電力の最小化として最適化を定義する。発電と消費が固定値として与えられるのではなく,特定の分布下で確率変数として与えられる場合に,線形計画法モデル(LP)を確率的プログラミングモデル(SP)に拡張した。電力購入と電池の充放電を表現するために,2種類のリコース(償還請求)変数を導入した。調査研究によって得られた測定データを用いて数値実験を行い,LP,1変数SPおよび2変数SPによって得られた最適計画を比較した。第1の実験は発電機と電池を共有するコミュニティに対するものである。第2の実験は,発生した電力を相互に移転する2軒のスマートハウスから成る小規模ネットワークに対するものである。両実験ともに,充電/放電リコースを伴う2変数SPの有効性が示された。特定の電力価格条件の下で,全ネットワークに対して得られる全体最適性と各住宅に対する局所最適性とを比較した。また局所最適性に基づく全体最適性のための価格調整について検討した。(翻訳著者抄録)