抄録/ポイント：
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
変性腰部脊柱側弯症(DLS)は加齢人口のかなりの割合を占め,その罹患率は増加している。DLSの現在の管理は,一般的に認識されたアプローチに基づく明確な証拠がないことを反映して,処理オプションにおけるかなりの変動性によって特徴付けられる。臨床的意思決定を改善するために,DLS患者に対するケアの一貫性と質を改善するために,大腸炎研究協会は,RAND/UCLA法を用いて,特異的な臨床的特徴を有するDLS患者に対する手術の妥当性を評価した。DLSの妥当性基準において,患者の視点は形式的に組み込まれなかった。患者の視点は情報化意思決定において非常に重要な考慮であるので,PROMsは患者中心アプローチを確実にするためにDLSに対する妥当性基準に埋め込まれるべきである。本研究の目的は,DLSとPROMsの妥当性基準の間に関連があるかどうかを評価することである。本研究のために,Maastricht大学医療センターで治療されたDLSを患っているすべての成人患者の医療記録をレビューした。医療記録と放射線写真をレビューし,DLSと種々のPROMs(VAS,SF-36,ODI,PCS,HADS)の妥当性基準に従ってスコア化した。2人の専門家は,すべての利用可能な情報を用いて妥当性基準を記録した。分散分析を用いて,妥当性基準から生じる3つのカテゴリーの各々に対するPROMsの差を試験した。続いて,妥当性基準を適切(適切で必要な)と不適切に分割した。ロジスティック回帰を用いて,PROMsが適切なものと不適切なものを識別できるかどうかを評価した。続いて,ロジスティック回帰分析から得られたAUCを計算することにより,識別能力を決定した。合計150名の患者(平均年齢67.1歳,平均Cobb角29.6°)が含まれた。妥当性カテゴリーを決定するための2つの評価者間の絶対的な観察者間の一致は,92.3%(Kappa係数0.88(p<.001))であった。妥当性基準とPROMsの間に有意な関係があった(p<.01)。これらの間を識別するためのPROMsの能力は,手術が基準に従って不適切と思われ,手術が適切または必要と考えられるものをAUCとして表すことができる。組合せVASスコアに対するAUCは0.69(95%CI:0.60~0.77)で,PCS0.67(95%CI:0.57~0.76)に対し,結合HADSドメイン0.65(0.56~0.74),ODI0.73(0.61~0.85)に対し,PCS0.67(95%CI:0.57~0.76)であった。全てのPROMsを組み合わせたモデルに対して,AUCは0.83(0.71~0.95)であった。大腸炎研究協会により開発された腰椎変性脊柱側弯症(DLS)に対する妥当性基準は,脊椎手術における均一な治療に基づく証拠に対する重要な段階を示す。基準の1つの重要な限界は,患者の視点(すなわち,PROMs)の欠如である。個々の患者のPROMs臨床医を用いることにより,症状を同定または監視するために患者の問題に関する標準化された情報を受け取り,共有意思決定を支援する。本研究では,DLSの妥当性基準と患者の視点の間に強い関連があることを遡及的に評価した。本研究の知見に基づいて,PROMsは適切な基準に組み込まれるべきであると考えられる。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
