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J-GLOBAL ID：201802237365267830   整理番号：18A0792632

大規模メソコスムにおける海洋酸性化実験は溶存有機物生産と生物変換の類似動力学を明らかにする【JST・京大機械翻訳】

Ocean Acidification Experiments in Large-Scale Mesocosms Reveal Similar Dynamics of Dissolved Organic Matter Production and Biotransformation

著者 (7件)： Zark Maren (Research Group for Marine Geochemistry (ICBM-MPI Bridging Group), Institute for Chemistry and Biology of the Marine Environment, Carl von Ossietzky University of Oldenburg) ,  Broda Nadine K. (Research Group for Marine Geochemistry (ICBM-MPI Bridging Group), Institute for Chemistry and Biology of the Marine Environment, Carl von Ossietzky University of Oldenburg) ,  Hornick Thomas (Experimental Limnology, Leibniz-Institute of Freshwater Ecology and Inland Fisheries) ,  Grossart Hans-Peter (Experimental Limnology, Leibniz-Institute of Freshwater Ecology and Inland Fisheries) ,  Grossart Hans-Peter (Institute for Biochemistry and Biology, University of Potsdam) ,  Riebesell Ulf (GEOMAR Helmholtz Centre for Ocean Research Kiel) ,  Dittmar Thorsten (Research Group for Marine Geochemistry (ICBM-MPI Bridging Group), Institute for Chemistry and Biology of the Marine Environment, Carl von Ossietzky University of Oldenburg)
資料名： Frontiers in Marine Science (Web)  (Frontiers in Marine Science (Web))
巻： 4  ページ： 271  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7076A  ISSN： 2296-7745  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 溶存有機物(DOM)は海洋における炭素の主要な貯留層である。海洋酸性化(OA)のような環境ストレスはDOMの生産と分解過程,例えば植物プランクトンの浸出または微生物の取り込みと分子の生体内変化に影響する可能性がある。その結果,海洋の炭素貯蔵容量の変化が地球規模の炭素循環にフィードバックを引き起こす可能性がある。しかし,自然条件下でのDOMプールに及ぼすOA効果を研究する以前の実験は,温帯および沿岸富栄養化地域でほとんど行われていた。ここでは,(1)貧栄養期におけるカナリア諸島の亜熱帯北大西洋における実験中の既存および新たに生成されたDOMプールに対するOAの影響について報告する。最後は,栄養素と植物プランクトンの動態を制御するこの領域における頻繁に起こるイベントである。約350~1030μatmの範囲のpCO_2の勾配をもつ9つの大規模メソコスムを操作し,Fourier変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析(FT-ICR-MS)による超高分解能質量分析を用いてDOM分子組成をモニターした。シミュレートされた湧昇により誘導された植物プランクトンブルームの間,すべてのメソコスムにおいて37μmol L(-1)DOCの増加が観察された。高いCO2下でのDOC蓄積の増大の指標は,実験の終わりに向けての栄養素リサイクルの段階で明らかになった。DOMの生成は分子DOM組成の変化に反映された。実験を通して検出された7212の分子式のうち,約50%が累積細菌蛋白質生産(BPP)と質量分析シグナル強度に有意に相関し,微生物変換の生成物と考えられた。しかし,生成した化合物の差はCO2レベルに関して見られなかった。この実験の結果をスウェーデンのGullmar Fjordにおける同程度のOA実験と比較して,植物プランクトンブルームの間の個々の化合物プールに対する類似の遷移パターンを明らかにし,これらの化合物の蓄積を観察した。プランクトン群集組成とCO2処理にかかわらず,植物プランクトンブルームの間とそれに続くDOM生産と生物変換の類似の挙動は,海洋DOMプールの一般的な動力学への新しい洞察を提供する。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 植物プランクトン ,  炭素 ,  富栄養化 ,  質量分析 ,  栄養素 ,  プランクトン ,  炭素循環 ,  二酸化炭素 ,  *生体内変化 ,  亜熱帯 ,  *海洋 ,  微生物
準シソーラス用語： *溶存有機物 ,  *海洋酸性化 ,  *メソコスム , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： 溶存有機物 ,  海洋酸性化 ,  超高分解能質量分析 ,  FT-ICR-MS ,  分子組成 ,  亜熱帯北大西洋 ,  メソコスム実験

分類 (1件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A)

タイトルに関連する用語 (8件)： 大規模 ,  メソコスム ,  海洋酸性化 ,  実験 ,  溶存有機物 ,  生物変換 ,  類似 ,  動力学