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J-GLOBAL ID:201802239557879448   整理番号:18A1758494

補正係数による頭付きスタッドの終局せん断耐力式の提案

PROPOSAL OF MODIFIED FORMULA OF ULTIMATE SHEAR STRENGTH ON HEADED STUD
著者 (6件):
資料名:
巻: 83  号: 750  ページ: 1205-1215(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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頭付きスタッドの終局せん断強さの式は日本の設計勧告に示されている。しかし,コンクリートの仕様設計強度とヤング率の両方が大きい場合,設計方程式に基づくせん断強さは,押抜試験で得られる終局せん断強さに対応していない。以前の研究では,頭付きスタッドの終局せん断強さのいくつかの計算方法を考慮したが,設計方程式からこれらの方法を完全に変える。構造設計を考慮すると,終局せん断強さの式は単純で使い易くなければならない。本研究は,単純に修正した係数を設計方程式に掛けることによって,頭付きスタッドの終局せん断強さの新しい方法を提案した。第一段階で,終局せん断強さと強度に影響するいくつかの要素に関するデータベースを組織化した。データベースでは,主要素の基本的相関を考慮した。設計方程式に既に使用されているsca,Ec,およびFcの要素は大きい可変性を有するが,それらの平均値は代表値を用いることができる。また,直径に対する長さの比率(L/d)と頭付きスタッドの引張強さ(Fu)には大きい可変性がある。建物が設計されるとき,標準によって決定されるスタッド材料の引張強度がFuとして使用されるので,Fuの実数値がほとんど得られない。さらに,引張強さを発生させる頭付きスタッドと同程度に,複合構造の大きなせん断変位は設計において考慮されない。したがって,本研究では,Fuを必要な要素ではなく,要素の1つとして扱った。それぞれの相関の上記の確認に基づいて,データベースのいくつかの要素について一連の多重回帰分析を行った。調整されたR-二乗値が最良な場合の要素の組み合わせを用いて,フラットスラブとデッキスラブの両方の場合ごとに補正係数を作成した。フラットスラブでは,補正係数はsca,Ec,Fc,L/d,およびFuを含んだ。試験で得られた終局せん断強さを単純化し,対応するために,平均値を用いることによってEc,Fc,およびFuを実数に変更した。補正後の式と試験で得た終局せん断強さの間の相関係数は増加した。デッキスラブでは,補正係数は,Ec,Fc,L/d,nd,bd,およびHd.を含んだ。しかし,Ec,nd,およびHdの平均値を用いることは,試験で得られた終局せん断強さと弱い相関であった。したがって,Ec,nd,およびHdの計算の一部は,Ecによって代表した。これらの補正式と試験で得られた終局せん断強さの間の相関係数も増加した。本研究において提案した式は,頭付きスタッドの直径,デッキの施工方向,頭付きスタッドのピッチまたはゲージに依存しないが,それらは,押抜試験によって得られた終局せん断強さに近い終局せん断強さを計算するのに十分有効である。すべての必要性は補正係数の計算であるため,計算は単純である。したがって,この式は,頭付きスタッドの構造設計の精度を高めることにも有用である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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コンクリート構造  ,  金属材料 
引用文献 (44件):
  • 1) Architectural Institute of Japan : Design Reccomendation for Composite Constructions, Ver. 2, 2010 (in Japanese)
  • 2) Hiragi, H., Matsui, S., ans Fukumoto, Y. : Derivation of Strength Equations of Headed Stud Shear Connectors -Static Strengths-, Journal of Structural Engineering. Vol. 35A, pp. 1221-1232, 1989 (in Japanese)
  • 3) Hirama, C., Ishikawa, T., Hiragi, A., and Nguyen, M. : A Comprehensive Review of the Literature on Shear Strength of Push- out Tests of Headed Studs - Comprehensive and holistic analysis focusing in the type of slab, failure mode, and stud diameter -, Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ), Vol. 82 No. 735, pp. 745-751, 2017.5 (in Japanese)
  • 4) AISC : Specification for Structural Steel Buildings, 2016.7
  • 5) European Committee for Standardization : Eurocode 4: Design of composite steel and concrete structure, Part 1-1, General rules and rules for building, (EN 1994-1-1:2004) , 2009
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