抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,幼稚園および小学校生活科で指導される自然体験活動を「科学的な見方・考え方」の育成の観点から分析した。その結果,以下の結論が得られた。1)幼稚園教師が幼少期に体験した自然体験活動の程度と幼稚園で指導する自然体験活動のうち4項目は有意であり,それらはいずれも原体験に含まれていた。2)幼稚園教師は原体験を中心とした自然体験活動をよく指導しており,園児に「科学的な見方・考え方の芽生え」の育成が期待できた。3)小学校生活科において自然の不思議さや面白さが実感できる自然体験活動はあまり実施されておらず,一層の充実が求められた。4)児童の気付きの質を高める方策として,自然体験活動を振り返り,伝え合い交流する場面における教師の掘り下げた発問の重要性が指摘された。(著者抄録)