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J-GLOBAL ID：201802240006733483   整理番号：18A1499358

航空レーザ測深を用いた河道の植生種分布の判定手法の検討

DETERMINATION METHOD FOR VEGETATION SPECIES DISTRIBUTION IN RIVERS USING AIRBORNE LASER BATHYMETRY

著者 (6件)： 吉田圭介 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  前野詩朗 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  間野耕司 (株式会社パスコ 技術統括本部) ,  岩城智大 (岡山県庁) ,  小川修平 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  赤穗良輔 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_607-I_618(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 河川管理においては植生に起因する流水抵抗を精度良く推定することが重要である.近年,航空レーザー測深(ALB: Airborne Laser Bathymetry)技術が発達し,長い河川区間においても水面下を含む河道内の平面地形および植生高を高解像度で計測できるようになってきた.一般に,河川に繁茂する植生による流水抵抗はその植生種に依存するため,対象河川の植生種の空間分布を容易に把握できれば,洪水流解析の精度向上が期待できる.そこで,本研究では,旭川下流河道を対象として,ALB計測により得られる点群データを用いて植生種(草本類,木本類および竹林)を決定する方法を検討した.また,その結果を用いて流水抵抗に関する植生情報を得た.その後,植生情報を使った洪水シミュレーション結果と観測結果を比較して,提案した手法の妥当性を検討した.その結果,既往の植生種データを用いた解析結果よりも本研究で得られた植生種データを用いた解析結果の方が観測結果を良好に再現できることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： 河川 ,  管理 ,  *植生 ,  推定 ,  *測深 ,  *レーザ応用 ,  *航空機 ,  高分解能 ,  地形 ,  平面 ,  *生物分類 ,  *分布 ,  *判断
準シソーラス用語： 河道管理 ,  河川管理 ,  流水抵抗 ,  航空レーザー測深 ,  植生高 ,  平面地形 ,  植生種 ,  洪水流解析 ,  種 ,  植生種分布 ,  判定手法

著者キーワード (3件)： vegetation species distribution ,  Airborne Laser Bathymetry ,  two dimensional flow analysis

分類 (2件)： 河川調査・計画  (RC12020M) ,  科学写真  (ZA04040T)

引用文献 (10件)：

• 戸田祐嗣,古川智文,辻本哲郎:広域・長期的な河道内植生動態把握に向けた航空写真の更なる活用方法に関する研究~天竜川下流域を対象として~,土木学会論文集B1(水工学) Vol.68, No.4, I_739-I_744, 2012.
• 飯村隼多,宮本仁志,井上敏也,千ヶ崎祐夏,浜口憲一郎:UAV計測による洪水インパクトが鬼怒川の河道植生に与えた影響評価,土木学会論文集B1(水工学) Vol.73, No.4, I_1069-I_1074, 2017.
• 佐貫方城,渡辺敏,宮田真考,草加大輝:3種の航空測量技術を使用した河道地形の効率的測量の実装展開に向けた比較検討,河川技術論文集,第21巻,pp.105-110,2015.
• 掛波優作,神野有生,赤松良久:UAV-SfM手法を用いた高解像度かつ簡便な河道測量技術の検証,河川技術論文集,第22巻,pp.79-84,2016.
• 渡辺豊,河原能久,北真人:旭川下流部におけるUAVを用いたレーザ測量の河川地形の精度評価,土木学会論文集B1(水工学) Vol.73, No.4, I_553-I_558, 2017.

タイトルに関連する用語 (7件)： 航空 ,  レーザ ,  測深 ,  河道 ,  植生 ,  種分布 ,  手法