文献
J-GLOBAL ID:201802240472993642   整理番号:18A1913700

地方中都市における人口増減分布の地理的要因分析とそれに基づく市街地集約シナリオの作成と評価 -広島県東広島市における検討-

FACTOR ANALYSIS ON SPATIAL PATTERNS OF POPULATION CHANGE AND DESIGN OF COMPACT CITY SCENARIOS IN PROVINCIAL MIDDLE SIZE CITY - Case study of Higashihiroshima, Hiroshima -
著者 (5件):
資料名:
巻: 83  号: 751  ページ: 1705-1714(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,日本の地方都市は,人口減少により,生活環境の悪化,CO2排出の増加,インフラ維持管理の非効率化などの問題を抱えている。このような問題を解決するための解決策の一つとして,「コンパクト都市」の考え方がある。コンパクト都市の設計には都市の人口変動要因を理解することが必要である。従って,本論では,広島県東広島市に焦点を当て,著者らが全市域における人口変動要因を求め,将来のコンパクト都市計画を設計する。先ず,東広島市における2000年から2010年にかけて5年毎の人口変化の空間パターンについて,500mメッシュの国勢調査データを用いて検討した。その結果,住宅開発による急速な人口増加が都市化制御地域で発生していることがわかった。地方自治体による都市化制御地域における住宅開発許可の比較的緩い規制が,多くの住宅開発が行われている理由であると思われた。実際,人口変化要因に関する決定木分析の結果として,「小学校への距離」は,東広島市の人口増加要因として抽出されている。この要因は住宅開発許可基準の項目の一つである。続いて,人口増加と人口減少の決定木分析結果を用いて,各メッシュに対して,それぞれ増加ポテンシャル値と減少ポテンシャル値を計算した。そこで,これらの値を5年毎の現在の人口に加算することにより,「BAUシナリオ」という2040年の将来の人口分布を推定した。さらに,シナリオの評価指標として,都市施設コストとCO2排出量の合計を計算した結果,1人当たりのコストとCO2排出量は,人口の少ない都市地域の外側でより大きいことが分かった。次に,東広島市において,「BAUシナリオ」よりも効率的であると考えられるシナリオを以下のように作成した:開発管理シナリオ:都市化制御地域における人口増加は,開発許可基準の停止により消滅すると仮定する。現状コンパクトシナリオ:人口がBAUシナリオにおける各評価の効率的メッシュに集中するシナリオ。開発管理及びコンパクトシナリオ:開発管理シナリオにおける効率的メッシュに加えて,人口が「小学校から1.01km以内のメッシュ」に集中しているシナリオ。これらの地域において,人口増加ポテンシャルは決定木分析結果から高くなった。評価指標の観点から各シナリオを比較評価の結果,人口を集中させることにより都市施設コストとCO2排出量を大幅に削減することが期待される。さらに,「開発管理シナリオ」においても,人口が約10億JPYに集中していないことが,2040年の都市施設コストにおいて削減されることが分かった。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
都市問題,都市防災 
引用文献 (7件):
もっと見る

前のページに戻る