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J-GLOBAL ID：201802240509018321   整理番号：18A0414230

CeCoSiのLa置換及び圧力研究:圧力に誘起された反強四極子秩序化の可能性

La Substitution and Pressure Studies on CeCoSi: A Possible Antiferroquadrupolar Ordering Induced by Pressure

著者 (3件)： TANIDA Hiroshi (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  MURO Yuji (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  MATSUMURA Takeshi (Hiroshima Univ., Hiroshima, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 87  号： 2  ページ： 023705.1-023705.5  発行年： 2018年02月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 正方晶結晶構造の反強磁性体CeCoSiに対するLa置換効果と圧力効果を研究して,T₀~38Kの異常に高い転移温度を持つ圧力誘起秩序相(PIOP)の起源を明らかにした。CeをLaで置換すると,PIOPは高圧へシフトし,T₀の最高値が抑制された。これは,PIOPがCe-Ce相互作用から生じることを示す。反強四極子(AFQ)秩序化でしばしば観測されるように,T₀で磁化率はカスプを見せないが,温度降下と共に高くなった。これら結果に基づいて,PIOPの可能な起源はCe-4f電子のAFO秩序相であると提案した。Ceサイトに局所反転対称性がないため,AFQ秩序には奇パリティの多極子モーメントが伴うことがある。T₀より下で逐次転移を示す明瞭な証拠が存在しないため,残ったKramers縮退はKondo結合によって解除されるであろう。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *セリウム化合物 ,  *コバルト化合物 ,  ケイ化物 ,  圧力効果 ,  四重極 ,  磁気秩序 ,  ランタン化合物 ,  磁化率 ,  多重極モーメント ,  磁気転移 ,  電気抵抗率 ,  磁化 ,  Kondo効果 ,  反強磁性転移
準シソーラス用語： Kramers縮退 ,  多極子モーメント ,  反強四極子 ,  *反強四極子秩序

分類 (1件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T)

引用文献 (15件)：

• S. Gupta and L. G. Suresh, J. Alloys Compd. 618, 562 (2015).
• Y. Yanase, J. Phys. Soc. Jpn. 83, 014703 (2014).
• S. Hayami, H. Kusunose, and Y. Motome, Phys. Rev. B 90, 024432 (2014).
• H. Watanabe and Y. Yanase, Phys. Rev. B 96, 064432 (2017).
• R. Welter, G. Venturini, E. Ressouche, and B. Malaman, J. Alloys Compd. 228, 59 (1995).

タイトルに関連する用語 (6件)： LA ,  置換 ,  研究 ,  誘起 ,  反強四極子秩序 ,  可能性