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J-GLOBAL ID：201802241108939871   整理番号：18A0229960

ランダムサイズ粒子の2次元Edenモデルの充填比

Packing Fraction of a Two-dimensional Eden Model with Random-Sized Particles

著者 (2件)： KOBAYASHI Naoki (Nihon Univ., Chiba, JPN) ,  YAMAZAKI Hiroshi (Nihon Univ., Chiba, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 87  号： 1  ページ： 014005.1-014005.6  発行年： 2018年01月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ランダムサイズ粒子の2次元Edenモデルの数値シミュレーションを行った。このモデルでは,粒子半径は,平均値μ,標準偏差σのGauss分布から発生した。先ず,Edenクラスタのバルク充填比を調べ,標準偏差と粒子総数N_Tの影響を検討した。バルク充填比は粒子数と標準偏差に依存することを示した。特に,標準偏差への依存性に対して,無次元標準偏差の極限でバルク充填比の漸近値を決定した。この値は,一様なサイズの粒子のEdenモデルに関する過去の研究で得られた充填比よりも大きい。次に,界面揺らぎ効果を含めて全Edenクラスタの充填比を調べた。全充填比は粒子数に依存するが,バルク充填比とは対照的に標準偏差には依存しないことが分った。バルク充填比と同じように,N_T→∞の極限で全充填比の漸近値を得た。得られた全充填比の値はバルク値の場合よりも小さい。この事実から,Edenクラスタの界面揺らぎは充填比に影響すると示唆される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： モデル ,  シミュレーション ,  標準偏差 ,  平均値 ,  正規分布 ,  因子 ,  比率 ,  *クラスタ ,  ゆらぎ ,  粒度分析
準シソーラス用語： *Edenモデル ,  Gauss分布 ,  界面揺らぎ ,  *充填率 ,  数値シミュレーション ,  *粒子サイズ分析

分類 (1件)： ゆらぎ,ランダム過程,Brown運動,輸送過程の一般的理論  (BA08020B)

引用文献 (31件)：

• N. Mitarai and F. Nori, Adv. Phys. 55, 1 (2006).
• J. Wakita, H. Itoh, T. Matsuyama, and M. Matsushita, J. Phys. Soc. Jpn. 66, 67 (1997).
• A. Sagawa, N. Kobayashi, and H. Moritaka, Biosci. Biotechnol. Biochem. 75, 2105 (2011).
• T. C. Hales, Discrete Comput. Geom. 36, 5 (2006).
• J. D. Bernal and J. Mason, Nature (London) 188, 910 (1960).

タイトルに関連する用語 (3件)： サイズ ,  2次元 ,  モデル