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J-GLOBAL ID:201802241160725306   整理番号:18A1795610

盛岡市乙部地区のリンゴ果樹園におけるニホンカモシカの食害と摂食植物の栄養成分の季節変化

Seasonal changes in the nutritive composition concerning the food plants and the damage in the apple orchards by Japanese serows in Otobe, Morioka, Iwate Prefecture
著者 (2件):
資料名:
号: 49  ページ: 15-24  発行年: 2018年06月01日 
JST資料番号: Y0165A  ISSN: 0286-4339  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ニホンカモシカによるリンゴの被害調査と,摂食植物の栄養成分の分析を行い,季節ごとにニホンカモシカがどのような食物の選択を行っているかを検討した。調査地は岩手県盛岡市乙部地区のリンゴ農園2カ所と,隣接する高陣山とした。リンゴ農園では全体の葉部に対する被食された葉部の被害割合を目視で決定し記録した。被害本数に,葉部の被食割合を積し,被害量とした。6~11月に採取したリンゴおよびヤマブキの葉の水分,灰分,粗脂肪,粗繊維,粗タンパク質を定法に従って分析し,可溶性無窒素物を算出した。リンゴ農園Aの被害量とヤマブキの栄養成分割合およびリンゴ農園Bの被害量とリンゴの栄養成分割合との単回帰分析を行った。植生調査は,高陣山にコドラートを50カ所設置し,各植物の被度を記録した。リンゴ農園におけるニホンカモシカによる被害はリンゴの葉部の食害であった。いずれのリンゴ農園においても,6月の被害量が最も多く,それ以降被害は減少した。リンゴ農園Bの被害量を従属変数に,リンゴの葉の粗タンパク質割合を独立変数として回帰式を求めた結果,Y=0.086X-0.055(R2=0,72,t=3.20,S.E.=0.28,p=0.03)であった。これらのことからニホンカモシカは山の植物の栄養価よりリンゴの葉の栄養価が好条件であった場合に,リンゴ農園に侵入しリンゴの葉を摂食していると考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
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森林生物学一般  ,  狩猟 

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