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J-GLOBAL ID：201802241408445881   整理番号：18A0760304

第一原理計算によるAl-Zn-Mg合金中の析出物水素偏析界面における強度評価

Strength evaluation on the interface of precipitates with segregated hydrogen in Al-Mg-Zn alloys by ab initio calculation

著者 (4件)： 永野隆敏 (茨城大 工) ,  川崎優太 (茨城大 大学院理工学研究科) ,  篠嶋妥 (茨城大 工) ,  伊藤吾朗 (茨城大 工)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 68  号： 4  ページ： 189-193  発行年： 2018年04月30日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Al-Zn-Mg合金モデルの引張変形の第一原理計算を行い,Al-Zn-Mg合金の水素脆化機構を明らかにした。著者らが以前に得た水素原子を含むAl/MgZn₂境界の原子論モデルを,η1,η2,η4界面(J.GjonnesとCh.J.Simensenにより使用された表記)で水素を分離した初期安定構造として用いた。モデルを一定速度で一軸方向に歪ませ,構造緩和後の全エネルギーを第一原理法によって計算した。Alマトリックス/MgZn₂の析出物界面近傍にトラップされた水素原子は,AlとMg-Zn析出物間の結合強度を弱めることにより,Al-Zn-Mg合金の強度を劣化させることが分かった。単位面積当たりの凝集エネルギーの最大値により界面強度を推定することを提案し,引張変形下でη4が最高の強度を示すことが分かった。提案した基準は種々の材料の界面強度の予測に適用できる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *第一原理 ,  計算 ,  *アルミニウム合金 ,  亜鉛含有合金 ,  マグネシウム含有合金 ,  脆化 ,  *析出物 ,  *偏析 ,  界面 ,  アルミニウム ,  解析モデル ,  構造緩和 ,  安定構造 ,  亜鉛 ,  マグネシウム ,  *水素 ,  結晶粒界 ,  凝集エネルギー ,  全エネルギー
準シソーラス用語： ab initio計算 ,  結合強度 ,  水素脆化

分類 (1件)： その他の金属組織学  (WB01040Y)

引用文献 (25件)：

• 1) J. R. Galvale and S. M. De Micheli: Corros. Sci., 10 (1970), 795-807.
• 2) K. Sugimoto, K. Hoshino, M. Kageyama and Y. Sawada: Corros. Sci., 15 (1975), 709-720.
• 3) 当摩 建:日本金属学会誌,46(1982),973-979.
• 4) 兼松秀行,興戸正純,沖 猛雄:軽金属,31(1981),157-163.
• 5) 当摩 建:防食技術,31(1982),451-459.

タイトルに関連する用語 (7件)： 第一原理計算 ,  Al-Zn-Mg合金 ,  析出物 ,  水素 ,  偏析 ,  界面 ,  強度評価