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J-GLOBAL ID：201802241617702779   整理番号：18A0227913

海水取水設備における超音波センサーを用いたクラゲ検知システムの導入

著者 (3件)： 遠藤紀之 (姫路エコテック) ,  岡田浩二 (本多電子) ,  野方靖行 (電力中研)
資料名： 火力原子力発電  (Thermal and Nuclear Power)
巻： 69  号： 1  ページ： 24-29  発行年： 2018年01月15日 
JST資料番号： S0080A  ISSN： 0387-1029  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大量発生したミズクラゲは発電所等に流入し,取水障害等の損害を引き起こす。通常の監視カメラやピット水位差の上昇検知による流入監視のみでは,クラゲの流入を早期に把握することが難しい場合が多く,除塵装置への過大負荷による装置の停止や破損が引き起こされる事例がしばしば発生している。近年,超音波センサーを用いたクラゲの検知システムが開発され,京葉コンビナート内の工場に導入された。本システムによるクラゲ検知情報と除塵装置の運転速度とを連動させる運用が行われた結果,クラゲの来襲に起因した除塵装置の破損・停止トラブル等の発生をゼロにすることが可能となった。本稿では,上記システムの特徴を概説するとともに,導入・運用事例を紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *システム ,  発電所 ,  音波センサ ,  取水施設 ,  集塵装置 ,  カメラ ,  *クラゲ ,  監視カメラ ,  超音波センサ ,  *ヒドロ虫亜綱 ,  *腔腸動物 ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： *ヒドロ虫類 ,  *検知システム ,  取水設備 ,  除塵装置

分類 (2件)： 蒸気タービン  (PB01040R) ,  付属プラント設備  (MD04070W)

引用文献 (9件)：

• 例えば, Magome, S., Yamashita T., Kohama T., Kaneda A., Hayami Y., Takahashi S., Takeoka H. Jellyfish patch formation investigated by aerial photography and drifter experiment. J. Oceanogr., 63, 761-773, 2007
• 例えば, 上 真一,上田有香 : 瀬戸内海におけるクラゲ類の出現動向と漁業被害の実態. 水産海洋研究, 68, 9-19, 2004
• 例えば, 滝沢正登 : 電力産業への影響-柏崎刈羽原子力発電所におけるクラゲ対策の現状. 日本プランクトン学会報, 52, 36-38, 2005
• 火力原子力発電技術協会(編) : 発電所海水設備の汚損対策ハンドブック. 恒星社厚生閣, 356pp, 2014
• 野方靖行,遠藤紀之,八木田康信,岡田浩二 : 超音波センサーによるクラゲ検知システムの開発. 電力中央研究所報告, V11012, 2012

タイトルに関連する用語 (5件)： 海水 ,  取水設備 ,  超音波センサー ,  クラゲ ,  検知システム