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J-GLOBAL ID：201802242066517263   整理番号：18A1892066

津波浸透流の防波堤支持力低下に及ぼす影響に関する検討

STUDY ON DECREASE OF BEARING CAPACITY OF BREAKWATERS BY SEEPAGE FLOW CAUSED BY TSUNAMI

著者 (4件)： 佐藤健彦 (五洋建設(株)(元国土技術政策総合研究所)) ,  高橋英紀 (港湾空港技術研究所 地盤研究領域) ,  宮田正史 (国土技術政策総合研究所 港湾研究部) ,  竹信正寛 (国土技術政策総合研究所 港湾研究部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_222-I_227(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 防波堤に津波が作用すると,防波堤の港内外の水位差により基礎マウンド内に浸透流が発生し,基礎マウンドの支持力が低下することが,既往の研究により分かっている.一般的な防波堤においては,支持力の低下は,港内外の水位差に比例し,10mの水位差で最大2割程度であると考えられている.しかし,支持力低下のメカニズムや,腹付工を有する防波堤に対する浸透流の影響については,十分に解明されていない.そこで,本研究では腹付工の形状や防波堤諸元(ケーソン幅,基礎マウンド層厚等)を変化させた多数の防波堤断面に対して,基礎マウンド内の浸透流を考慮できる数値計算を実施し,この支持力の低下の程度を定量的に評価した.また,解析結果から支持力低下のメカニズムについて考察するとともに,対策方法として腹付工が有効であることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *津波 ,  *浸透流 ,  *防波堤 ,  支持力 ,  基礎 ,  建設工法 ,  ケーソン ,  数値解析
準シソーラス用語： FEM解析 ,  捨石マウンド ,  *腹付工

著者キーワード (5件)： breakwater ,  seepage flow ,  tsunami ,  bearing capacity ,  reinforcing embankment

分類 (1件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H)

引用文献 (8件)：

• 1) 国土交通省港湾局:防波堤の耐津波設計ガイドライン,2013.
• 2) 高橋英紀,佐々真志,森川嘉之,高野大樹:津波による浸透作用下の防波堤基礎地盤の安定性に関する研究,港湾空港技術研究所報告,Vol. 52,No. 2,2013.
• 3) 高橋英紀,佐々真志,森川嘉之,渡部要一,高野大樹:津波に対するケーソン式防波堤マウンドと腹付工の安定性,港湾空港技術研究所報告,Vol. 54,No. 2,2015.
• 4) 小林正樹:有限要素法による地盤の安定解析,港湾技術研究所報告,Vol. 23,No. 1,pp. 83-102,1984.
• 5) 沿岸技術研究センター:地盤解析汎用プログラム(GeoFem)改良版,http://www.cdit.or.jp/program/geo.html,2017.

タイトルに関連する用語 (4件)： 津波 ,  浸透流 ,  防波堤 ,  支持力