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J-GLOBAL ID:201802242831346196   整理番号:18A0815321

セリンラセマーゼの欠失は慢性社会的デフェットストレスに対するD-セリン依存性回復力を付与する【JST・京大機械翻訳】

Deletion of serine racemase confers D-serine -dependent resilience to chronic social defeat stress
著者 (10件):
資料名:
巻: 116  ページ: 43-51  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0890A  ISSN: 0197-0186  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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N-メチル-D-アスパラギン酸受容体(NMDAR)は,欝病の病態生理において重要な役割を果たす。セリンラセマーゼ(SRR,Srrによりコードされる)は,NMDARのグリシン部位における内因性コアゴニスト,L-セリンをD-セリンに変換する。Srrのノックアウト(KO)は,移動,尾部懸濁液,強制水泳,および1%スクロース嗜好試験により評価されたように,野生型(WT)マウスと比較して抑欝の行動徴候を変化させなかった。しかし,慢性的な社会的デフェットストレス(CSD:10日)はWTマウスにおいてこれらの同じ試験で測定されたように抑制様表現型を引き起こしたが,Srr KOマウスではそうではなく,D-セリンコアゴニスト活性の低下がCSDSに対する回復力を付与することを示唆した。WTマウスにおいて,CSDSは前頭前野(PFC),歯状回(DG)および海馬のCA3領域において,脳由来神経栄養因子(BDNF)発現および受容体TrkBのリン酸化/活性化を減少させたが,BDNFおよびリン酸化TrkBを核側坐核(NAc)において増加させた。逆に,CSDSはSrr KOマウスの脳領域においてBDNFまたはTrkBリン酸化を変化させなかった。CSDSの10日前およびCSDS中の飲料水(600mg/L,20日間)によるD-セリンの投与は,Srr KOマウスにおける抑制様表現型を回復させた。これらの知見は,脳D-セリンの減少がストレス回復力を改善し,それにより抑欝リスクを低下させることを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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中枢神経系  ,  神経の基礎医学 
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