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J-GLOBAL ID：201802243898959087   整理番号：18A0730197

摩擦アンカー接合継手の接合強度決定因子の解析

著者 (2件)： 坂村勝 (広島県総技研) ,  竹保義博 (広島県総技研)
資料名： 広島県立総合技術研究所東部工業技術センター研究報告(Web)
号： 30  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0524A  ISSN： 1883-5023  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,先端が球面セラミックスのツールを用いる異材点接合技術である摩擦アンカー接合を提案中である。本研究では,A5052/SPCCの摩擦アンカー接合継手に対して熱処理を施し,接合界面に形成される金属間化合物層の厚さを厚くして,その接合強度を評価した。その結果,金属間化合物層が厚いほど接合強度が低下するものの,金属間化合物層の厚さが10μm以上になっても引張せん断強度は約1.6kN/点であり0kN/点にはならないことが判明した。この結果から,本研究で作製した摩擦アンカー接合継手の引張せん断強度には,鋼突起による機械的接合が約45%,アルミニウム合金と鋼の金属的接合が約55%寄与しているものと推察した。(著者抄録)

シソーラス用語： *摩擦撹拌溶接 ,  溶接継手 ,  付着強さ ,  点溶接 ,  異種金属溶接 ,  *アルミニウム合金 ,  *冷延鋼板 ,  界面 ,  溶接部 ,  金属間化合物 ,  層厚 ,  引張強さ ,  *剪断強さ ,  セラミック ,  工具 ,  焼なまし
準シソーラス用語： JISA5052 ,  SPCC

分類 (2件)： 溶接技術  (WC07030G) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (11件)：

• 大石郁, 坂村勝, 竹保義博: 日本国特許第 5854451号 (2015).
• M. Movahedi, A.H. Kokabi, S.M. Seyed Reihani, W.J. Cheng, C.J. Wang: 44, 487-492 (2013).
• 及川初彦, 斉藤亨, 永瀬隆夫, 切山忠夫: 鉄と鋼, 83(10), 641-646 (1997).
• 黒田晋一, 才田一幸, 西本和俊: 溶接学会論文集, 17(3), 484-489 (1999).
• 田中努, 平田智丈, 森重大樹, 四宮徳章, 白川信彦: 軽金属溶接, 50(3), 93-99 (2012).

タイトルに関連する用語 (6件)： 摩擦 ,  アンカー ,  接合継手 ,  接合強度 ,  決定因子 ,  解析