文献

J-GLOBAL ID：201802244565941536   整理番号：18A0704319

幼児におけるロンバード効果の検討

A study on Lombard effect in infants

著者 (5件)： 木谷俊介 (北陸大 経済経営) ,  高野裕治 (同志社大 赤ちゃん学研究セ) ,  谷口康祐 (同志社大 赤ちゃん学研究セ) ,  箕浦有希久 (同志社大 赤ちゃん学研究セ) ,  請園正敏 (理研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 470(HIP2017 93-113)  ページ： 47-49  発行年： 2018年02月24日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ロンバード効果はヒトの音声生成と聴覚の密接な関係を示している。本研究では,ロンバード効果が何歳からどの程度,どの様に生じるのかを明らかにすることを目的とし,4つの雑音呈示条件下における3歳台から5歳台の幼児の音声を収音し,音声の大きさと基本周波数について分析した。その結果,全ての年齢において大人と同様に,雑音レベルが高くなるにしたがって,音声の強さは強くなり,基本周波数は高くなった。しかし,5歳台では小さな雑音レベルではあまり変化せず,それらの変化率は年齢とともに変化する可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *幼児 ,  *発声 ,  *聴覚 ,  性質 ,  基本振動数 ,  音声分析 ,  音環境 ,  音量 ,  経時変化 ,  *人間情報処理系
準シソーラス用語： 音の大きさ ,  関連性 ,  基本周波数 ,  経年変化 ,  雑音環境

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (8件)：

• 本多清志, ′′音声生成機構のモデル,′′ 行動計量学, 22(1), 11-21, (1995).
• E. Lombard, ′′Le signe de l'?l?vation de la voix,′′ Annales des Maladies de l'Oreille, 37, 101-119, (1911).
• S. A. Zollinger and H. Brumm, ′′The Lombard effect,′′ Current Biol., 21(16), R614-R615, (2011).
• G. M. Siegel, H. L. Pick Jr., and S. R. Garber, ′′AUDITORY FEEDBACK AND SPEECH DEVELOPMENT,′′ ADVANCES IN CHILD DEVELOPMENT AND BEHAVIOR, 18, 49-79, (1984).
• E. N. MacDonald, E. K. Johnson, J. Forsythe, P. Plante, and K. G. Munhall, ′′Children's Development of Self-Regulation in Speech Production,′′ Current Biol., 22, 113-117, (2012).

タイトルに関連する用語 (1件)： 幼児