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J-GLOBAL ID:201802244754664059   整理番号:18A0970040

化学量論的および非化学量論的プロトン性イオン液体(PIL)-水系におけるリゾチームの安定性と活性【JST・京大機械翻訳】

Stability and activity of lysozyme in stoichiometric and non-stoichiometric protic ionic liquid (PIL)-water systems
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巻: 148  号: 19  ページ: 193838-193838-9  発行年: 2018年 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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例えば,工業的バイオ触媒として,生化学的および医薬品産業における酵素応用の実質的な増加があった。しかしながら,酵素は狭い限界安定性を有し,それらは溶媒環境のわずかな変化で不活性かつ/または変性になる傾向がある。典型的な工業的応用には,酵素の天然環境よりもより厳しい溶媒環境が必要であり,したがって,工業的に適切な溶媒条件下で酵素活性を維持し,あるいは強化するための戦略を開発するために,溶媒-蛋白質相互作用を理解する必要がある。以前に,水を含むプロトン性イオン液体(PIL)がリゾチームに対して安定化効果を有することを示した。それに依存して,PILイオンが存在し,水濃度[E.C. Wijaya et al.,Vol.18(37),25926-25936(2016)]が得られた。ここでは,非化学量論的水性PIL溶媒を用いて本研究を拡張し,酵素に対するpHとイオン性の役割を調べた。著者らの以前の研究はリゾチームに対する良好な溶媒としてこれらを同定したので,PILエチルアンモニウム硝酸塩(EAN)とエタノールアンモニウムホルマート(EOAF)を用いた。溶媒ライブラリーは,中性化学量論PILの酸性度/塩基度を修飾するために,追加前駆体酸または塩基を添加したこれらの2つのPILから作られ,水を添加して,4~17molの溶液を有した。水中のPILイオンの%。塩基:酸のモル比はEANに対して1:1.05と2:1の間で変化し,EOAFに対して1:1.25と2:1の間で変化した。これは高度に塩基性から高度に酸性の溶液に至ることを可能にした。これは,緩衝液の添加なしで,中性化学量論的PILの酸性度/塩基度を修飾することであった。ニワトリ卵白リゾチーム(HEWL)の構造及び安定性を,シンクロトロン小角X線散乱(SAXS),Fourier変換赤外(FTIR)及び活性アッセイを用いて,これらの溶媒条件下で調べた。SAXSデータから得られた回転半径およびKratkyプロットは,イオン性または酸:塩基比の変化によりほとんど変化しないことを示した。FTIRは,最も酸性の溶媒条件を除いて,α-ヘリックスがすべて維持されていることを示した。活性データは,HEWLがEA:n-水系に対してpH0と11の間で,EOH:F-水系に対してpH4.4と11の間で活性であることを示した。本研究は,イオン液体が広範囲の溶媒条件にわたって活性を維持する酵素を可能にする可能性を有することを示す。(翻訳著者抄録)【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
融解塩  ,  溶液論一般  ,  高分子溶液の理論  ,  分子の電気的・磁気的性質 

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