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J-GLOBAL ID：201802246040623906   整理番号：18A1341502

羊毛布のインクジェット染色における大気圧プラズマジェット前処理の効果

Effect of Pre-Treatment by Atmospheric Pressure Plasma Jet on Inkjet Dyeing of Wool Fabric

著者 (4件)： 安川涼子 (京都ノートルダム女子大学 現代人間学部) ,  堺優里 (奈良女子大学 生活環境学部) ,  山田裕久 (奈良工業高等専門学校) ,  後藤景子 (奈良工業高等専門学校)
資料名： Journal of Fiber Science and Technology (Web)  (Journal of Fiber Science and Technology (Web))
巻： 74  号： 6  ページ： 122-132(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0723A  ISSN： 2189-7654  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 酸性染料による羊毛布のインクジェット染色に及ぼす大気圧プラズマジェット(APPJ)前処理の影響を調べた。走査電子顕微鏡観察とX線光電子分光分析により,繊維表面のトポグラフィー変化と原子状酸素の増加を明らかにした。特に短い蒸熱処理時間とミリング型染料については,色深化の尺度としての染色布のKubelka-Munk関数値は,尿素と糊剤を含む化学物質と比較してAPPJによる前処理により増加した。画像解析からAPPJ処理はブリージングや染むらを引き起こさないことが確認された。洗濯およびラビングに対する染色布の色堅ろう度は,APPJおよび化学物質による前処理により減少しなかった。インクジェット染色へのAPPJ前処理の導入は,環境影響を低減し,染色プロセスにおけるエネルギー効率と生産性を改善するのに有効であることが期待される(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 大気プラズマ ,  プラズマジェット ,  *プラズマ処理 ,  前処理 ,  *捺染 ,  羊毛 ,  繊維改質 ,  表面改質 ,  *毛織物 ,  酸性染料 ,  濡れ ,  染色性 ,  色空間 ,  染めむら ,  ブリージング ,  染色堅ろう度 ,  酸素 ,  蒸熱 ,  モデル ,  理論 ,  数値 ,  スルホン酸 ,  アゾ化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： CIELAB ,  K/S値 ,  Kubelka-Munk理論 ,  *インクジェット捺染 ,  原子状酸素

分類 (1件)： 浸染,捺染  (YM06040Q)

物質索引 (6件)： C.I.アシッドオレンジ7 ,  C.I.アシッドグリーン25 ,  C.I.アシッドグリーン27 ,  C.I.アシッドグリーン9 ,  C.I.アシッドレッド26 ,  C.I.アシッドレッド73

引用文献 (39件)：

• [1] K. Hamada, Sen’i Gakkaishi, 70, 392 (2014).
• [2] S. Luo and W. J. van Ooij, J. Adhesion Sci. Technol.,16, 1715 (2012).
• [3] A. Nobatake, Sen’i Gakkaishi, 65, 225 (2009).
• [4] K. Gotoh, T. Ohi and R.Yasukawa, J. Fiber Sci. Technol., 73, 67 (2017).
• [5] Japan Textile Federation, “Guidelines for Nonuse of Harmful Substances for Textiles and Clothing”[pdf](2015), Available at: <http://www.jtf-net.com/english/data/150901_Guideline_en.pdf > [Accessed 2018-01-18].

タイトルに関連する用語 (5件)： 羊毛 ,  布 ,  染色 ,  大気圧プラズマジェット ,  前処理