文献

J-GLOBAL ID：201802246053597822   整理番号：18A1569901

イネの種々の組織における異なる強さの鉄過剰ストレスに対する反応の生理学的およびトランスクリプトーム解析

Physiological and transcriptomic analysis of responses to different levels of iron excess stress in various rice tissues

著者 (4件)： AUNG May Sann (Ishikawa Prefectural Univ., Ishikawa, JPN) ,  MASUDA Hiroshi (Ishikawa Prefectural Univ., Ishikawa, JPN) ,  KOBAYASHI Takanori (Ishikawa Prefectural Univ., Ishikawa, JPN) ,  NISHIZAWA Naoko K. (Ishikawa Prefectural Univ., Ishikawa, JPN)
資料名： Soil Science and Plant Nutrition  (Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 64  号： 3  ページ： 370-385  発行年： 2018年06月 
JST資料番号： W1879A  ISSN： 0038-0768  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ・異なる濃度の二価鉄の添加条件でイネを栽培し,過剰な鉄により受ける毒性および種々の組織における遺伝子発現についての実験を実施。
・鉄濃度が高いと,イネの組織では鉄の排除と閉込めを行なっていることが判明。
・鉄の排除に関しては,根における吸収と移動に関与する遺伝子が抑制されて,鉄は古い葉に移動して新しい葉の損傷を回避したと推定。
・過剰な鉄条件では種々の組織で誘導された遺伝子が鉄の代謝や植物体内での隔離を行ない,鉄を閉込めたと推定。
・閉込め後には,過剰な鉄による活性酸素とストレスからの回避のために,酸素と電子の伝達遺伝子,チトクロームP450,あるいはNAC型転写因子の発現を生じたと推定。

シソーラス用語： *イネ ,  *鉄 ,  ストレス ,  生体組織 ,  濃度依存性 ,  生理学 ,  転写【遺伝】 ,  植物毒性 ,  遺伝子発現 ,  代謝 ,  閉込め ,  固定 ,  根 ,  葉 ,  生体吸収 ,  損傷 ,  活性酸素 ,  チトクロームP450 ,  転写因子 ,  応答 ,  遺伝学実験技術 ,  トランスクリプトーム ,  *養分過剰症
準シソーラス用語： ストレス応答 ,  トランスクリプトーム解析 ,  非生物ストレス

分類 (2件)： 植物の栄養障害  (FC04032C) ,  稲作  (FC03020C)

タイトルに関連する用語 (7件)： イネ ,  組織 ,  強さ ,  鉄過剰 ,  ストレス ,  生理学 ,  トランスクリプトーム解析