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J-GLOBAL ID:201802246944980720   整理番号:18A1469215

排砂バイパスの運用とダム下流環境

著者 (4件):
資料名:
号: 244  ページ: 73-81  発行年: 2018年07月27日 
JST資料番号: S0156A  ISSN: 0011-5347  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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排砂バイパスがダム下流環境に正の効果を持つのか,環境の回復を高める排砂バイパスの鍵は何かを明らかにするため,関係する既存研究の情報を整理した。排砂バイパスの効果として注目される点は以下である。・ダム下流のトンネル吐口より下流は,河床材料,微生息場構造,底生動物群集などの点においてダム上流の状況に近い。・4ダム間の比較において,排砂バイパスの運用年数が長いダムほどダム上流とダム下流の底生動物群集の類似度が高かった。・3タイプの河川(自然河川,排砂バイパス付きダム河川,ダム河川)の比較から,排砂バイパスはダムによる底生動物群集の上下流分断化を緩和することが示唆された。・排砂バイパスの運用によって,ダム下流における増水中と増水後の濁度が低下し,また貯水池内における赤潮の発生頻度も減少した。・排砂バイパスの運用によるダム下流での河床高の変化は小さいが,河床材料や瀬淵構造などの河床地形は運用開始から数年後以内に大きく変化する事例が多い。1回の土砂供給でも河床のアーマー化の解消が起きうる。・排砂バイパスによる土砂供給は,自然河川における一時的増水のようにパルス的な撹乱として働き,生物群集は撹乱後に素早く回復する。・ダム下流の底生動物群集は分類群数でも群集構造においても排砂バイパス運用から2~3年でダム上流に近づいた。・シルトや砂を対象にバイパス輸送しているダムでは,ダム下流における明瞭な生物群集の回復はまだ見られていない。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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貯水池,調整池  ,  河川調査・計画 
引用文献 (29件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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