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J-GLOBAL ID:201802247517602454   整理番号:18A1605922

Alフラックス法によるAlTB14-タイプ(T=Li,Na,Mg)化合物の結晶育成と物理的性質

Crystal Growth and Physical Properties of AlTB14-Type (T= Li, Na, Mg) Compounds by Al-Self Flux
著者 (9件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 9-13  発行年: 2018年06月30日 
JST資料番号: L7066A  ISSN: 1881-5316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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Li,Na,KあるいはMg塩と結晶性B粉末を用いる高温Al溶液からAlTB4(AlMgB14型,斜方晶系,空間群Imma)(T=Li,Na,kあるいはMg)の結晶成長の実験条件を報告する。AlTB14化合物結晶は,T=Li,Na,Mgの場合,それぞれLiFあるいはLi2B4O7,NAFあるいはNa2B4O7およびMgF2をB粉末と共に含むAl溶液から成長させた。1673Kの浸漬温度,1hの浸漬時間と50K・h-1の冷却速度を含む比較的大きい結晶を得る条件を見出した。得られたAlLiB14とAlNaB14結晶は良好に発達した{010}面を持つ平板状結晶あるいは立方体状結晶で金属クラスターを持つ赤黒色を示し,一方得られたAlMgB14結晶は黒色の多面体結晶の特徴を持つ。AlLiB14の最大の大きさは,出発物質としてLi2B4O7とBから得られた結晶で4.3mm×1.7mmであった。K塩とB粉末を含むどのAl自己フラックスからもAlKB14結晶が得られなかった。AlTB14結晶のマイクロVickers硬度値は,23(1)~27(3)GPaの範囲にあった。AlTB14の磁化率は,温度を下げると単調に増加し,すなわちT=Li,Na,Mgのすべてにおいて常磁性挙動を示し,常磁性応答に寄与するいくつかの不純物あるいは欠陥の存在を示したが,結晶中のその量は化学分析やXRD測定の検出限界以下と考えられる。(翻訳著者抄録)
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その他の無機化合物の結晶成長 
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