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J-GLOBAL ID:201802248392562172   整理番号:18A1197676

ラット喉頭における異なる部位から分離した喉頭常在間葉系間質細胞集団の比較特性【JST・京大機械翻訳】

Comparative characteristics of laryngeal-resident mesenchymal stromal cell populations isolated from distinct sites in the rat larynx
著者 (4件):
資料名:
巻:号:ページ: 200  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7397A  ISSN: 1757-6512  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】喉頭における組織常在間葉間質細胞(MSCs)は記述されているが,それらの異なる特徴と役割は完全には調査されていない。そこで,ラットepi頭蓋粘膜(EM),粘膜固有層(LP),およびマヌラ(MF)から分離した単一クローン集団の幹細胞特性と再生能を調べ,それらが喉頭組織常在幹細胞から成るかどうかを決定した。【方法】ラット喉頭からのEM,LP,およびMFの微小解剖の後,単一クローン喉頭細胞を分離した。3つの喉頭サブサイトからのいくつかのクローン集団を選択し,in vitroで拡大した。自己再生と分化能の幹細胞特性,ならびに細胞表面表現型と遺伝子発現プロファイルを,骨髄MSCs(BM-MSCs)のそれに対する喉頭MSC様細胞の細胞表面表現型と遺伝子発現プロファイルと比較した。また,放射線誘発喉頭損傷動物モデルにおける喉頭細胞の再生能を調べた。【結果】自己再生,クローン細胞集団をラットEM,LP,およびMFから得た。EM由来およびLP由来クローン細胞は線維芽細胞様の特徴を有していたが,MF常在クローン細胞は星状細胞形態およびビタミンAを含む脂質滴を有していた。すべての喉頭クローン細胞集団には,MSC様細胞表面マーカー発現(CD29,CD44,CD73,およびCD90)があり,骨および軟骨細胞系統に分化する可能性があった。EM由来およびMf由来細胞は,LP由来細胞ではなく,脂肪細胞に分化することもできた。喉頭サブサイトから分離したクローン細胞は,異なる細胞外マトリックス関連遺伝子発現を示した。著者らは,間充織および星状細胞関連遺伝子デスミンおよびネスチンがBM-MSCsと比較して喉頭MSC様細胞に富んでいることを見出した(P<0.001)。成長分化因子3(GDF3)およびグリア線維酸性蛋白質(GFAP)転写物および蛋白質レベルは,他の喉頭集団よりもMf由来細胞において高かった(P<0.001)。移植後4週目に,喉頭Mf由来細胞およびEM由来細胞は,放射線損傷に反応して喉頭上皮および/または腺再生に寄与した。結論:これらの結果は,MSC特性を有する細胞集団が喉頭のEM,LPおよびMFに存在することを示唆する。喉頭MSC様細胞は損傷後の喉頭の再生に寄与する。喉頭組織再生における集団の異なる役割,および喉頭疾患の治療に対する臨床的意味を明らかにするために,さらなる研究が必要である。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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細胞生理一般 
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