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J-GLOBAL ID:201802248738109506   整理番号:18A0139403

ヒト有足細胞は機能的熱感受性TRPVチャンネルを発現する【Powered by NICT】

Human podocytes express functional thermosensitive TRPV channels
著者 (6件):
資料名:
巻: 174  号: 23  ページ: 4493-4507  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0334A  ISSN: 0007-1188  CODEN: BJPCB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景と目的:熱感受性一過性受容体電位バニロイド(TRPV)チャンネルは,他の中で,制御するバリア機能様々な上皮組織で発現している。それらの発現は遠位ネフロンにおける良く確立されている;が,有足細胞におけるそれらの存在についてのデータを持っていない。有足細胞は糸球体濾過障壁の形成が不可欠であるとして,ヒト有足細胞培養におけるCa~2+透過性TRPV1 4チャネルの存在と機能を検討した。アプローチ:TRPV1 4チャンネルの発現は条件的不死化ヒト有足細胞細胞株における蛋白質(免疫細胞化学,ウェスタンブロット)及びmRNA(Q PCR)レベルで調べた。チャネル機能は種々の活性化剤と阻害剤を適用することにFlou4Ca~2+指示薬染料とパッチクランプ電気生理学を用いた細胞内Ca~2+濃度を測定することにより評価した。重要結果:温度感受性TRPチャンネルは,有足細胞で発現させた。TRPV1 スペシフ酸作動薬は,カプサイシンとレシニフェラトキシンを細胞内Ca~2+濃度に影響しなかった。,TRPV2とTRPV4チャネルの活性化因子であるカンナビジオールは中程度のCa~2+流入を誘導し,それぞれトラニラストとHC067047,TRPV2とTRPV4チャンネルの遮断剤の両者によって阻害した。TRPV4 スペシフ酸作動薬GSK1016790Aと4α-ホルボール12,13 ジデカノアートはHC067047により消失したロバストなCa~2+信号を誘導した。TRPV3チャンネルの非特異的作動薬は顕著なCa~2+過渡現象を誘導した。しかし,TRPV3チャンネル遮断薬,ルテニウムレッドおよびイソペンテニル二りん酸は部分的にのみ応答を阻害し,TRPV3サイレンシングは無効化合物の顕著なオフターゲット効果を示唆した。【結論】と意義:著者らの結果は,ヒト有足細胞におけるTRPV4および他の熱感受性TRPVチャンネルの機能的存在を示し,糸球体濾過障壁の調節におけるそれらの関与の可能性を示す。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
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細胞膜の輸送  ,  細胞膜の受容体  ,  血管作用薬・降圧薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
物質索引
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