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J-GLOBAL ID:201802248798467141   整理番号:18A0353262

ヒト悪性中皮腫における酸化ストレスと抵抗によるCD44イソ型の発現との関係【Powered by NICT】

Rheostatic CD44 isoform expression and its association with oxidative stress in human malignant mesothelioma
著者 (11件):
資料名:
巻: 106  ページ: 91-99  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0414C  ISSN: 0891-5849  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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CD44は選択的スプライシングによる標準(CD44)イソ型と異なる変異体イソ型(CD44v)として存在する。これらの種々のイソ型の複雑な性質は,完全には明らかにされていないが,CD44v発現は化学療法に対する腫瘍の進行,転移および腫瘍細胞の抵抗性を促進することにより発癌性効果を発揮することが示されている。CD44vアイソフォームの一つであるCD44v8-10は,最近グルタチオン(GSH)の合成を増加させることにより酸化ストレスから癌細胞を保護することを示した。しかし,悪性中皮腫(MM)におけるCD44アイソフォーム発現に関するデータはまだ不足している。ここでは,MM細胞株の大部分はCD44とCD44vイソ型の両方を発現し,非腫瘍形成中皮細胞,CD44を発現するとは対照的であることを示した。さらにこれらのMM細胞株はCD44可変エキソン9が陽性であり,発現変異体イソ型間のCD44v8-10であることを示した。CD44可変エキソン9の発現はNF2不活性化,MMに一般的に存在する統計的に関連することが分かった。CD44のノックダウンは,xCTシスチン輸送体,増加した酸化ストレスの蛋白質レベルを減少させた。しかし,GSHの増加も観察されたおよびCD44~-ノックダウン細胞における化学療法抵抗性増強と関連していた。増加したGSHはGCLCのNrf2/AP- 1誘発アップレギュレーションにより媒介され,GSH合成を触媒する酵素のサブユニットであった。著者らの結果は,CD44枯渇に対する応答は細胞型依存であり,MM細胞としてこのような症例では,代償経路(S)はCD44の損失を説明し,酸化ストレスの亢進に対抗するrheostatically活性化される可能性があることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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