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J-GLOBAL ID:201802249481845269   整理番号:18A1607790

自然15N存在量は有機と慣行栽培イネの識別を支援できる

Natural 15N Abundance Can Aid the Discrimination of Organic and Conventional Rice
著者 (1件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 173-180(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0175A  ISSN: 0021-3551  CODEN: JARJA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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有機栽培イネの自然15N存在量(δ15N値)は,慣行栽培イネのそれより高い傾向がある。しかしながら,δ15N値は有機および慣行栽培イネの両方で変化するので,有機生育条件の指標として特定のδ15N値を用いることは困難であるかもしれない。本レビューでは,東北農業研究センター,農業・食品産業技術総合研究機構で開発された研究手法について述べる。イネのδ15N値と有機または慣行条件下の土壌のそれらとの関係を調べた。農法にかかわらず,イネのδ15N値は土壌のそれらを反映していた。有機的に生育したイネのδ15N値は,N肥料施用なしで,イネと土壌のδ15N値から得られた回帰線より高い傾向がある。慣行的に生育したイネのδ15N値は,回帰線より低い傾向がある。したがって,イネと施用N源なしの土壌のδ15N値との関係は,有機と慣行栽培イネとの区別に用いることができる。しかしながら,イネのδ15N値と未改良土壌のそれらの間の関係における地域的変動の存在は,この判別法の使用を困惑させる。このような変動は,自然N投入のδ15Nの差異,またアンモニア硝化とその後の脱窒素によっても起こる可能性がある。このような変動の理由は不明であるが,時間的変動も起こり得る。イネのδ15値と未改良土壌のそれらの間の関係を,有機と慣行栽培イネとの区別に用いるときには,その関係における地域的および時間的な変動を考慮するべきである。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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稲作  ,  施肥法・肥効  ,  土壌の肥沃性 
引用文献 (30件):
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タイトルに関連する用語 (4件):
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