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J-GLOBAL ID：201802250740242970   整理番号：18A2204884

学生を主体とした学生寮における防災計画の策定と防災組織の運用

THE DEVELOPMENT OF DORMITORY STUDENT-BASED PLANS AND ORGANIZATIONS FOR DISASTER PREVENTION

著者 (5件)： 橋本淳也 (熊本高等専門学校 建築社会デザイン工学科) ,  小林幸人 (熊本高等専門学校 共通教育科) ,  上久保祐志 (熊本高等専門学校 建築社会デザイン工学科) ,  川口彩希 (熊本高等専門学校 建築社会デザイン工学科) ,  勝野幸司 (熊本高等専門学校 建築社会デザイン工学科)
資料名： 土木学会論文集 F6(安全問題)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F6 (Safety Problem) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_17-I_25(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0256A  ISSN： 2185-6621  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 防災行動において自助・共助・公助の概念が生まれて久しい.熊本高専八代キャンパス学生寮は,昨年の熊本地震で,寮生は数週間にわたる避難生活を強いられ,自助・共助の重要性を痛感することとなった.地震以前より,タイムライン防災の導入ならびに地域防災拠点を目指した計画策定に着手していたことから,熊本地震を機に,タイムラインに基づく防災行動計画の策定を取り急ぐこととなった. 本稿は,学生寮における防災計画の策定と防災組織の運用について,地震以後の学生の取り組みをまとめたものである.特筆すべき点は,防災計画策定,研修,訓練を学生自らが主体となり実施したことにある.さらにPDCAサイクルを援用し改良・改善を継続的に進めている.本校の事例に示される学生主体の防災体制は,集団生活における自助・共助体制の構築の基礎となる.(著者抄録)

シソーラス用語： *防災 ,  寮 ,  専門学校 ,  *学生 ,  *防災計画 ,  組織化 ,  助成 ,  サイクル ,  適応訓練 ,  熊本県 ,  行動計画
準シソーラス用語： PDCAサイクル ,  学生寮 ,  高等専門学校 ,  自助 ,  防災訓練

著者キーワード (5件)： student’s dormitory ,  self-help ,  time-line ,  disaster prevention plan ,  PDCA cycle

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (5件)：

• 1) 仙台高専:震災記録誌 東日本大震災から学んだこと~仙台高専 学校機能回復までの道のり~, 176ページ, 2012.
• 2) 上久保祐志, 小林幸人, 橋本淳也, 勝野幸司, 松家武樹:学生寮における防災タイムラインの策定と熊本地震における実践, 土木学会論文集F6(安全問題), Vol. 72, No. 2, pp. 41-46, 2016.
• 3) 生嶋隆造, 鈴田裕三:ロールプレイング危機管理演習の課題と改善策, 河川情報シンポジウム講演集, pp. 8-1- 8-12, 2006.
• 4) 小林一郎, 菊池良介, 橋本淳也, 星野裕司, 高口友久:自然災害における危機管理模擬訓練システムの構築に関する研究, 土木計画学研究・論文集, No. 18, pp. 245-254, 2001.
• 5) 小林一郎, 菊池良介, 橋本淳也, 星野裕司, 高口友久:自然災害危機管理訓練システムにおけるシナリオ作成の一般化, 熊本自然災害研究会, No. 16, pp. 41-48, 2001.

タイトルに関連する用語 (6件)： 学生 ,  学生寮 ,  防災計画 ,  防災 ,  組織 ,  運用