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J-GLOBAL ID：201802250906554328   整理番号：18A1422585

情報伝播における社会ネットワークの形状がグリッドロック発生に与える影響

著者 (4件)： 口井雅之 (神戸大 大学院工学研究科) ,  井料隆雅 (神戸大 大学院工学研究科) ,  高安杏奈 (東北大) ,  桑原雅夫 (東北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 土木計画学研究・講演集(CD-ROM)  (土木計画学研究発表会・講演集(CD-ROM))
巻： 57  ページ： ROMBUNNO.54-20  発行年： 2018年05月28日 
JST資料番号： X0119B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ドライバーは交通行動の選択肢の良し悪しを判断するのに過去の経験や外部からの情報提供を必要とする。しかし災害時などの非日常的な状況においては,そのような情報が有効とは限らない。そのような場合には道路上の交通混雑に関する情報はドライバー間で伝播されることが予想されるが,情報交換の頻度には制約があり,情報の遅れが生じる。そこで本研究では,そのような情報伝播の遅延が交通混雑に及ぼす影響を災害時のグリッドロック現象に着目し分析した。具体的には,個人の主観的旅行時間分布に関する情報伝播モデルを応用した交通量配分モデルを開発し,情報伝播速度と個人が情報交換を行う相手とのつながりを表現する情報ネットワークの形状がグリッドロック発生に及ぼす影響を数値計算より解析した。その結果,情報伝播によりグリッドロックは緩和されるが,情報伝播が早過ぎると逆にグリッドロックを誘発することが明らかになった。また情報ネットワークの形状によっては全く情報伝播が有効でないことが観測された。(著者抄録)

シソーラス用語： 道路交通 ,  運転者 ,  交通行動 ,  選択 ,  判断 ,  経験 ,  情報サービス ,  災害 ,  交通混雑 ,  情報交換 ,  *伝搬 ,  遅れ ,  *情報ネットワーク ,  分布 ,  旅行時間 ,  自我 ,  速度 ,  情報 ,  モデル
準シソーラス用語： 選択肢 ,  *情報伝播 ,  伝播遅延 ,  *グリッドロック現象 ,  主観的旅行時間分布 ,  情報伝播モデル ,  交通量配分モデル ,  情報伝播速度 ,  *社会ネットワーク

分類 (1件)： 交通調査  (TB01031B)

タイトルに関連する用語 (4件)： 情報伝播 ,  社会 ,  グリッド ,  ロック