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J-GLOBAL ID:201802251032507130   整理番号:18A1852912

完全無塩素漂白による溶解パルプの調製.広葉樹材シリンギル・グアイアシルリグニンの影響

Preparation of Dissolving Pulp by Totally Chlorine-free Bleaching: Roles of Hardwood Syringyl and Guaiacyl Lignins
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巻: 72  号: 10  ページ: 1176-1184 (JA),1167-1175 (EN)  発行年: 2018年10月01日 
JST資料番号: G0115A  ISSN: 0022-815X  CODEN: KAGIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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前加水分解・クラフト蒸解と完全無塩素(TCF)漂白法によって溶解パルプを製造するにあたり,四種類の広葉樹材の木材成分とリグニン構造を比較し,蒸解・漂白特性を調べた。TCF漂白は,酸素漂白(O)後に,オゾンより反応選択性が良いと考えられるモノ過硫酸(Psa)を用い,さらに過酸化水素添加アルカリ抽出(Ep)を用いるO-Psa-Ep-Psa-Epシーケンスである。広葉樹材リグニン構造の特徴は,リグニンからシリングアルデヒド(Sa)とバニリン(Va)を与えるニトロベンゼン酸化法によって把握した。SaのVaに対するモル比をS/V比とすると,ユーカリ・グロブラス(Eucalyptus globulus)材は四種の中で最も高いS/V比5.81を与え,SaとVaとの合計収率も最も高い3.04mmol/g-ligninであった。一方,アカシア交雑種(Acacia hybrid mangium and auriculiformis)材のS/V比およびSaとVaの合計収率は最も低かった。ユーカリ・グロブラス材からは,白色度90.1%ISO,粘度7.0mPa・s,重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)がそれぞれ3.04×105g/molと5.56×104g/mol:分散性Mw/Mn=5.47,α-セルロース含有量94.2%,灰分0.1%の高品質の溶解パルプが得られた。良い結果が得られたことは,ユーカリ・グロブラス材は他の材よりも高いS/V比で,縮合型リグニン構造が少ないことに起因している。(著者抄録)
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分類 (2件):
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各種パルプの製造  ,  木材化学 
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