抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
海氷海洋結合同化システム(TOPAZ4)の現業海氷予測データに基づいて,北極海航路上における海氷データの再現性を評価した。ブイなどの観測データの海氷厚との比較より,TOPAZ4は海氷厚の季節変動を精度よく再現していることがわかった。このデータに基づいて,2014年7月に生じた東シベリア海における船舶の航行困難事例の要因と予測可能性を調べた結果,1m以上の海氷厚に加えて,風応力で決まる海氷の漂流速度も船舶の航行に影響を及ぼしていることがわかった。海氷の漂流速度の予測精度は5日程度であることから,総観スケールの大気擾乱の予測精度に大きく依存することが示唆される。(著者抄録)