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J-GLOBAL ID:201802251540428951   整理番号:18A0123205

結晶質岩を対象とした連成現象が長期挙動におよぼす影響に関する研究

Study on Effects of Coupled Phenomenon on Long-term Behavior for Crystalline Rock
著者 (5件):
資料名:
号: 2017-009  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年11月 
JST資料番号: U0304A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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高レベル放射性廃棄物の地層処分において,処分坑道周辺岩盤の力学的安定性は,建設・操業時はもとより,埋め戻し部分の状態変化を可能な限り小さくするため閉鎖後にわたって維持されることが重要である。一方,坑道周辺の岩盤は,長期的にはクリープや応力緩和などの力学的な時間依存性挙動を示すことが知られており,その挙動を把握・評価できる技術の構築が地層処分の技術的信頼性向上のための課題の一つとなっている。岩盤の変形や破壊に関わる力学的な挙動は,微視亀裂の進展が起点となっている。さらに,地層処分のような千年以上の時間スケールの長期挙動では,瞬間的な弾性挙動に対して化学的要因が微視亀裂の進展に寄与する割合が大きく,岩盤の長期挙動メカニズムの理解には,応力と化学反応による連成現象の理解が重要と考えられる。上記を踏まえ,微視的亀裂の進展に着目した室内実験および化学反応も考慮できるような数値解析による研究を通じ,一般性の高い岩盤の長期挙動メカニズムに関する知見を得ることを目的とした研究を,岡山大学との共同研究として2016年度より開始した。2016年度は,既往の研究成果を踏まえ,円柱状の花崗岩コアサンプルを用い,速度異方性の有無を調べるための超音波計測を行った。超音波計測は,円筒の直径方向を透過する縦波,横波および表面波について行った。その結果,縦波に関しては,著しい速度異方性が認められること,横波および表面波には,方向による群速度の有意な変化は認められるものの,異方性のタイプが特定できるほどの明確な傾向は認められなかった。また,表面波計測の結果を,透過波と反射波成分に分離して検討を行った結果,結晶粒に起因した散乱は至る所で発生しているが,特に強い散乱波が局所的かつ限られた場所で発生することが分かった。マイクロクラック密度や配向性と群速度異方性や散乱強度の具体的な関連は,現段階では明らかでなく,この解明が,今後超音波によるマイクロクラック評価を行うための重要な課題と言える。(著者抄録)
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分類 (1件):
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放射性廃棄物 
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