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J-GLOBAL ID：201802251563476777   整理番号：18A1341868

Fe(II)水溶液からの人工α-およびβ-FeOOHさび粒子の生成におよぼすタンニン酸の影響

Influence of Tannic Acid on the Formation of α- and β-FeOOH Rust Particles Prepared from Aqueous Fe(II) Solutions

著者 (5件)： 田中秀和 (島根大学大学院 総合理工学研究科 物質化学領域) ,  中林祐治 (島根大学大学院 総合理工学研究科 物質化学領域) ,  新居正浩 (島根大学大学院 総合理工学研究科 物質化学領域) ,  石川達雄 (大阪教育大学) ,  中山武典 ((株)神戸製鋼所 材料研究所)
資料名： 粉体工学会誌  (Journal of the Society of Powder Technology, Japan)
巻： 55  号： 5  ページ： 269-274(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： S0129A  ISSN： 0386-6157  CODEN： FKKADA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 工業および沿岸地区におけるタンニン酸被覆鋼の大気腐食をシミュレートするために,種々の量のタンニン酸を含む水性Fe²⁺溶液の空中酸化により,α-およびβ-Fe00Hの人工鋼さび粒子を合成した。タンニン酸の添加量の増加は,Fe00H錆の生成を抑制するための非晶質鉄-没食子酸錯体の形成を加速する。α-Fe00H粒子の結晶化と成長はタンニン酸の添加により阻害されたが,β-Fe00H粒子のそれらはタンニン酸の添加量に著しく依存した。従って,大気腐食によってタンニン酸被覆鋼から溶出したタンニン酸は,α-及びβ-Fe00H錆の形成に強く影響し,沿岸域における影響は都市域よりも大きいと考えられる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *被覆鋼材 ,  金属腐食 ,  酸化腐食 ,  *大気腐食 ,  腐食機構 ,  水酸化鉄 ,  添加物効果 ,  耐食性 ,  塩害 ,  腐食試験 ,  防食 ,  *腐食抑制剤 ,  腐食 ,  機構

著者キーワード (10件)： 人工さび病 ,  FeOOHさび病 ,  タンニン酸 ,  さびの形成 ,  粒子形態 ,  人工さび病 ,  FeOOHさび病 ,  タンニン酸 ,  さびの形成 ,  粒子形態

分類 (2件)： 腐食  (WB03030B) ,  金属材料  (RA06044P)

物質索引 (1件)： タンニン酸

引用文献 (29件)：

• [1] W. Feitknecht, Studies of the influence of chemical factors on the corrosion of metals, Chem. Ind. 36 (1959) 1102-1109.
• [2] J. D. Bernal, D. R. Dasgupta, A. L. Mackay, The oxides and hydroxides of iron and their structural inter-relationships, Clay Miner. Bull. 4 (1959) 15-30.
• [3] P. Keller, Occurrence, formation and phase transformation of α-FeOOH in rust, Werkst. Korros. 20 (1969) 102-108.
• [4] T. Misawa, The mechanism of atmospheric rusting and the protective amorphous rust on low alloy steel, Corros. Sci. 14 (1974) 279-289.
• [5] T. Misawa, On the mechanism of atmospheric rusting of iron and protective rust layer on low alloy steels, Boshoku-Gijutsu 23 (1974) 17-27.

タイトルに関連する用語 (5件)： Fe ,  水溶液 ,  人工 ,  さび ,  タンニン酸