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J-GLOBAL ID：201802252623076727   整理番号：18A0990022

流水型ダムの洪水制御の簡易解析

SIMPLE ANALITICAL METHOD OF FLOOD CONTROL BY A DRY DAM

著者 (4件)： 押川英夫 (佐賀大学 大学院工学系研究科都市工学専攻) ,  大串浩一郎 (佐賀大学 大学院工学系研究科都市工学専攻) ,  杉原裕司 (九州大学 総合理工学研究院流体環境理工学部門) ,  小松利光 (九州大学 工学研究院環境社会部門)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 73  号： 4  ページ： I_1255-I_1260(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球温暖化に伴う災害外力の増加などに因る大規模水災害の発生が危惧されており,今後,流水型ダムの積極的な活用が必要になってくるものと考えられている.本研究では,自然流下方式である流水型ダムの洪水制御に関して,ダム湖の貯水位と放流量の時間変化を簡便に評価できるモデルを作成した.また,実験結果等との比較を通してモデルの精度について検討したところ,貯水位のピーク値については精度良く再現できていることから,治水計画で特に重要となるピーク流量については高精度な推定が期待できる.本モデルでは,貯水位が陰的な積分方程式で表現されており若干の数値計算が必要となるものの,表計算ソフト等で容易に解を求めることができることから,流水型ダムの効果の概算が必要な場合には非常に有用である.(著者抄録)

シソーラス用語： 地球温暖化 ,  災害 ,  *ダム ,  *洪水調節 ,  *解析 ,  *簡素化 ,  方式 ,  流動 ,  水位
準シソーラス用語： 簡易解析 ,  自然流下方式 ,  大規模災害 ,  大規模水災害 ,  貯水位 ,  放流量 ,  *流水型ダム

著者キーワード (5件)： Dry dam ,  flood control ,  mathematical model ,  analytical solution ,  orifice

分類 (2件)： 洪水対策  (RC12040I) ,  ダム一般  (RC16010D)

引用文献 (10件)：

• 1) 日本学術会議,国土・社会と自然災害分科会:提言 地球環境の変化に伴う水災害への適応,2008.
• 2) T. Sumi : Designing and Operating of Flood Retention ‘Dry’ Dams in Japan and USA, Advances in Hydro-Science and Engineering, Vol. 8, pp. 1768-1777(CD-ROM), 2008.
• 3) H. Oshikawa, A. Hashimoto, K. Tsukahara, and T. Komatsu : Impacts of Recent Climate Change on Flood Disaster and Preventive Measures, Journal of Disaster Research, Vol. 3, No. 2, pp. 131-141, doi:10.20965/jdr.2008.p0131, 2008.
• 4) 新田福美,丸田満弘:西之谷ダム(流水型ダム)の概要について,土木技術,65巻,2号,pp. 65-67,2010.
• 5) 中川学:「流水型穴あき式ダム」の安全性・環境影響を問う,http://homepage3.nifty.com/nokki/bekkou.pdf

タイトルに関連する用語 (4件)： 流水型ダム ,  洪水制御 ,  簡易 ,  解析