文献
J-GLOBAL ID:201802253303873130   整理番号:18A1329316

山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響(2):集中的な観測が行われた流域の事例

Effects of Spatial Scales on Runoff/Sediment Transport in Mountain Catchments (2)-Results from Intensively Studied Catchments
著者 (8件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 232-244  発行年: 2018年07月05日 
JST資料番号: L2597A  ISSN: 0915-1389  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,水・土砂流出過程に関する詳細な観測が行われてきた滋賀県不動寺試験流域と桐生水文試験地,神奈川県大洞沢試験流域,北海道鵡川・沙流川流域における研究を精査し,水・土砂流出量と流域面積の関係に関する新たな解析を加え,空間不均一性,空間スケール依存性が生じるプロセスについて考察した。水流出に関しては,岩盤経由の地下水の流出と表土層のみを経由した水の流出の寄与率の違いが源頭部の小流域の比流量のばらつきの要因であると考えられた。岩盤経由の地下水の一部は地表面の流域界を跨いで流出するが,流域面積が大きくなるに伴い相対的に流域界を越える水流の影響が小さくなり,岩盤経由の地下水寄与率が異なる特徴を有する流域の影響が混在することで平準化され,水流出量の空間不均一性は集水面積が大きくなるに伴い小さくなると考えられた。また,土砂流出は流域面積が大きくなるに従い異なる特徴を有する流域の影響が平準化されるのみならず,土砂貯留空間の増大および流域全体に占める生産域の減少により比流出土砂量の減少が生じる一方,過去の土砂生産履歴の影響や土砂生産源の偏在による比流出土砂量の増加が生じる場合もあることが明らかになった。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
一般,砂防工学 
引用文献 (41件):

前のページに戻る