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J-GLOBAL ID:201802253496162508   整理番号:18A0146833

ヒト海馬におけるアルツハイマー病病理学を用いた脂肪細胞エンハンサー結合蛋白質1との関連性【Powered by NICT】

Association of adipocyte enhancer-binding protein 1 with Alzheimer’s disease pathology in human hippocampi
著者 (12件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 58-71  発行年: 2018年 
JST資料番号: A1295A  ISSN: 1015-6305  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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脂肪細胞エンハンサー結合蛋白質1(AEBP1)はマクロファージにおけるNF-κB経路を介して炎症反応を活性化し,前脂肪細胞における脂肪生成を調節する。Alzheimer病(AD)患者の海馬におけるAEBP1のアップレギュレーションは,日本人一般集団(久山町研究)からの剖検脳のマイクロアレイ分析によって明らかにされた。本研究では,免疫組織化学を用いて,海馬を含む,正常およびAD脳におけるAEBP1の発現パターンを比較した。対象はAD24例と52人の非AD例であった。脳試料はAEBP1,タウ蛋白質,アミロイドβ蛋白質,NF-κB,GFAPおよびIba-1に対する抗体で免疫染色した。正常脳では,AEBP1免疫反応性は主に海馬錐体ニューロンの核周部に局在し,その発現は錐体ニューロンおよびAD海馬におけるいくつかの星状細胞で増加していた。AEBP1免疫反応性は神経原線維変化を含むニューロンではほぼ存在しなかったが,AEBP1はpretanglesを持つニューロンにおけると老人斑のタウ免疫陽性,ジストロフィー軸索突起で高発現した。NF-κBの核局在もAD患者であるAEBP1陽性ニューロンで観察された。ADおよび非AD症例の比較はAEBP1の発現レベルとアミロイドβ病変の程度の間に正の相関を示唆した。これらの知見は,AEBP1蛋白質は,AD病理の進行において役割を果たすことを示唆した。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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中枢神経系  ,  細胞膜の輸送  ,  遺伝子発現 

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