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J-GLOBAL ID:201802254560751141   整理番号:18A0789122

マクロファージ分極はアルブミン結合パクリタキセルを負荷したメソポーラスナノベクターの抗腫瘍効果に寄与する【JST・京大機械翻訳】

Macrophage Polarization Contributes to the Anti-Tumoral Efficacy of Mesoporous Nanovectors Loaded with Albumin-Bound Paclitaxel
著者 (9件):
資料名:
巻:ページ: 693  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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免疫療法のような免疫系を標的とする治療は,現在,有望な癌治療の新しい,急速に発展しているブランチを形成し,以前に非反応性患者の予後を変化させる可能性を提供している。マクロファージは腫瘍微小環境(TME)における免疫細胞の最も豊富な集団を構成し,局所組織環境に依存して機能的表現型に分化することができる。これらの機能的表現型に基づいて,腫瘍関連マクロファージ(TAM)は,腫瘍進行(M2表現型)またはそれを阻害する(M1表現型)のいずれかを助けることができる。TMEにおけるM2マクロファージの存在とM2/M1マクロファージの高い比率は,多くのタイプの癌における予後不良と臨床的に関連している。ここでは,多孔質シリコン多段階ナノベクター(MSV)に負荷したアルブミン結合パクリタキセル(nAb-PTX)の輸送と抗癌効果に対するマクロファージ表現型の影響を評価した。マクロファージおよびin vivoモデルによる乳癌細胞(3D-スフェロイド)の共培養における研究を行い,マクロファージ表現型の機能としてのMSV-nAb-PTXの治療効果を評価した。MSVとの関連は,マクロファージおよび腫瘍スフェロイド内の薬物蓄積を増加させ,TMEの炎症状態を炎症誘発性,抗腫瘍形成性環境に向かってシフトさせた。さらに,治療は癌細胞へのマクロファージ運動性を増加させ,腫瘍病変への治療的ナノベクターの活性輸送を促進した。結果として,癌細胞のアポトーシスは増加し,増殖は対照と比較してMSV-nAb-PTX処理群で減少した。結果は,試験した系がマクロファージ分化をM1表現型にシフトし,乳癌細胞に対し抗増殖効果を有することも確認した。これらの因子を数学モデルに組み込み,低血管化腫瘍病変の軽減におけるMSV-nAb-PTXの有効性に及ぼすマクロファージ分極状態の相乗効果を解析した。結論として,MSV-nAb-PTXのM1表現型への極性化の能力は,(1)腫瘍病変の中心への薬物輸送マクロファージの侵入の増強,(2)腫瘍細胞への毒性の増加は,nAb-PTXおよび他の対照と比較して系の抗癌効果の増加を説明する。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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医用素材  ,  細胞生理一般  ,  生体防御と免疫系一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
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