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J-GLOBAL ID：201802255016408201   整理番号：18A0914817

統計解析を用いた作物中Mn濃度の変動要因の抽出

Extraction of the Environmental Factors Affecting Mn Concentration in Crops

著者 (3件)： 石川奈緒 (岩手大学理工学部) ,  田上恵子 (量子科学技術研究開発機構) ,  内田滋夫 (量子科学技術研究開発機構)
資料名： 環境科学会誌(Web)  (Environmental Science (Web))
巻： 31  号： 2  ページ： 59-67(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U1273A  ISSN： 1884-5029  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Mnは様々な産業から環境へ排出されており,Mnが農耕地土壌へ移行した場合,農作物中Mn濃度の上昇が懸念される。同じ作物種でも作物中のMn濃度は様々な要因により変動するため,その変動要因を知ることは産業から環境へのMn負荷の環境影響評価に役立つ。本研究では,全国63地点から採取した水田土壌および玄米について,土壌特性および玄米中元素濃度がまとめられたデータセットを用い,重回帰分析を用いて玄米中Mn濃度の変動に対する未知の環境因子の抽出を試みた。土壌特性のみを用いた場合,置換性Ca, 土壌中Li, N, Zn, La濃度が,作物中元素濃度データも加えた場合は土壌中Rb濃度,玄米中P濃度およびCu濃度が抽出された。さらに,同様の手法を他の農作物について検討した結果,ダイコンと小麦は玄米と同様の項目で作物中Mn濃度の変動を説明できることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *マンガン ,  *重金属汚染 ,  *土壌汚染 ,  水田土 ,  *玄米 ,  *食品汚染 ,  土壌成分 ,  生体内蓄積 ,  環境アセスメント ,  キャベツ ,  ダイコン ,  コムギ ,  土壌特性 ,  ランタン ,  亜鉛 ,  窒素 ,  リチウム ,  *物質移動 ,  統計解析 ,  *環境汚染 ,  評価

著者キーワード (8件)： マンガン ,  作物中マンガン濃度 ,  土壌特性 ,  重回帰分析 ,  Manganese ,  Mn concentration in crop ,  soil property ,  multiple regression analysis

分類 (4件)： 食品の汚染  (FJ01053P) ,  穀類とその製品一般  (FJ04010T) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  土壌汚染  (FB04100T)

引用文献 (18件)：

• 1) 環境省,化学物質ファクトシート-2012年度版-,http://www.env.go.jp/chemi/communication/factsheet.html,(参照2017-7-24).
• 2) 経済産業省,平成27年度PRTRデータの概要,http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/prtr/h27kohyo/gaiyou.html,(参照2017-7-24).
• 3) 文部科学省,食品成分データベース,https://fooddb.mext.go.jp,(参照2017-7-24).
• 4) 田中 明(1985)作物種間の養分要素の吸収量及び収穫指数の比較.日本土壌肥料學雑誌,56, 212-219.
• 5) 吉田勝二・今西 実・北川芳雄(1976)茶樹の無機成分に関する研究(第2報)閃緑岩に由来する茶園土壌におけるマンガン過剰吸収について.茶業研究報告,44, 39-45.

タイトルに関連する用語 (4件)： 統計解析 ,  作物 ,  Mn ,  変動要因