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J-GLOBAL ID：201802256047853439   整理番号：18A1846563

縞パターンの投影による半透明体の濁り感の測定

A Translucency Measurement for Translucent Objects by Stripe Pattern Projection

著者 (3件)： 小田功 ((独)国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校 機械工学科) ,  新田航平 ((独)国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校 機械工学科) ,  吉田大輔 ((独)国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校 機械工学科)
資料名： 精密工学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society for Precision Engineering (Web))
巻： 84  号： 9  ページ： 806-812(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0462A  ISSN： 1882-675X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,半透明体の濁り感の測定について述べた。本論文にの半透明体は,イカの外套膜のような新鮮度の劣化により,濁り感が変化する物体であった。従来法による濁り感の測定は試料の厚さに影響される。本論文ではこの問題を解決できる新しい方法を提案した。この方法では,ストライプパターンを半透明体に投影し,照射部と遮蔽部の輝度から濁り感を定量化した。この方法による濁り感の測定は,試料の厚さの変化や照射光強度のゆらぎの影響を低減できるメリットがあった。半透明の白色樹脂試料の濁り感の測定を試みた。濁り感と厚さが異なる12種類のプラスチック試料を作製し,この方法によりそれらの濁り感を測定した。実験結果は,試料の厚さと照射光の強度の依存性を低減することにより,濁り感を測定できることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 照射 ,  遮蔽 ,  輝度 ,  放射強度 ,  ゆらぎ ,  膜厚 ,  白 ,  高分子 ,  *投影法【図法】 ,  コントラスト ,  光散乱 ,  *混濁度 ,  縞投影 ,  半透明 ,  数値化
準シソーラス用語： *計測法 ,  *濁り度 ,  定量化

著者キーワード (14件)： 透明性 ,  濁度 ,  半透明オブジェクト ,  縞模様 ,  光散乱 ,  コントラスト ,  プラスチック ,  透明性 ,  濁度 ,  半透明オブジェクト ,  縞模様 ,  光散乱 ,  コントラスト ,  プラスチック

分類 (1件)： 光学的測定とその装置一般  (BD07010S)

引用文献 (12件)：

• 1) 小関聡美, 北上誠一, 加藤登, 新井健一 : 魚介類の死後硬直と鮮度 (K値)の変化, 東海大学海洋学部紀要「海-自然と文化」, 4, 2 (2006) 31.
• 2) 日立造船株式会社 : 水の濁度測定方法および濁度測定装置, 特開平7-280792, (1995).
• 3) 三井東圧化学株式会社 : 透明樹脂成形物の白濁度測定方法及び装置, 特開平 7-333161, (1995).
• 4) 有松大志, 小田功 : パターンを投影した際のコントラストを用いた樹脂面の質感評価, 2003年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集, (2003), 421.
• 5) 小田功, 羽山洋平 : 肌の質感の評価システム, フレグランスジャーナル, 35, 2 (2007) 41.

タイトルに関連する用語 (3件)： 縞 ,  投影 ,  濁り