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J-GLOBAL ID：201802256191877221   整理番号：18A0462669

多重Ambient Calculusを用いた動的な海上物流計画に対するモデル検査

Model Checking for Dynamic Freight Schedule with Multiple Ambient Calculus

著者 (4件)： 加藤暢 (近畿大 大学院総合理工学研究科) ,  高岡久裕 (近畿大 大学院総合理工学研究科) ,  樋口昌宏 (近畿大 大学院総合理工学研究科) ,  大山博史 (広島商船高専)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2018  号： MPS-117  ページ： Vol.2018-MPS-117,No.12,1-6 (WEB ONLY)  発行年： 2018年02月22日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海上コンテナ輸送では,気象や貨物量の急激な変化など様々な要因を考慮し,使用する船や中継港などは輸送の途中で動的に決定される。我々は,このような動的な物流計画を対象とし,コンテナ取扱の妥当性を自動的に判定する監視システムを開発している。これは,物流計画をプロセス代数の一種である多重Ambient Calculus(MAC)でモデル化し,RFID機器を用いて捉えたコンテナの挙動とモデルを比較することでコンテナ取扱の妥当性を判定するものである。本稿ではまず本監視システムの実装について述べる。ところで,自動的に生成されるモデルが物流計画の内容を正確に反映していない場合,この監視活動は無意味なものとなってしまう。そこで本稿では,このモデルが,動的に変化する物流システムの所期の性質を満たすことを自動的に確認するモデル検査システムを提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *海上輸送 ,  コンテナ輸送 ,  *管理 ,  輸送計画 ,  *モデル検査 ,  プロセス代数 ,  RFID ,  変化 ,  変動 ,  監視装置 ,  階層構造系 ,  状態遷移図 ,  多重処理 ,  数学モデル ,  自動検査システム
準シソーラス用語： 動的変化 ,  *物流管理

分類 (1件)： 運輸交通・サービス一般  (TA01010L)

引用文献 (13件)：

• Cardelli, L. and Gordon, A. D.: Any time Anywhere Modal logics for Mobile Ambients, POPL’00, Proceedings of the 2000 ACM SIGPLAN-SIGACT Symposium on Principles of Programming Languages, pp. 365-377 (2000).
• Cardelli, L. and Gordon, A. D.: Mobile Ambients, Theoretical Computer Science, Vol. 240, pp. 177-213 (2000).
• 橋本隆弘,加藤暢,樋口昌宏:多重 Ambient Calculus とUHF帯RFID機器を用いた海上物流監視システム,情報処理学会論文誌: プログラミング, Vol. 6, No. 2, pp. 1-12 (2011).
• 樋口昌宏,森田哲平,加藤暢:多重 Ambient Calculus による物流記述に対する弱双模倣等価性を用いたモデル検査,情報処理学会論文誌:プログラミング, Vol. 5, No. 3, pp. 50-60 (2012).
• 樋口昌宏,加藤暢:物流システム記述のための多重 Ambient Calculus,情報処理学会論文誌:プログラミング, Vol. 5, No. 2, pp. 79-87 (2012).

タイトルに関連する用語 (5件)： 多重 ,  海上 ,  物流 ,  計画 ,  モデル検査