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J-GLOBAL ID：201802256455293754   整理番号：18A0359666

熱水変質ジルコンのU-Pb系及び微量元素系の擾乱:アメリカ合衆国ダルース複合岩体のAS3ジルコンを例に

著者 (6件)： 竹原真美 (極地研) ,  堀江憲路 (極地研) ,  堀江憲路 (総合研究大学院大) ,  外田智千 (極地研) ,  外田智千 (総合研究大学院大) ,  清川昌一 (九大)
資料名： 日本地球化学会年会要旨集(Web)  (Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan (Web))
巻： 64th  ページ： ROMBUNNO.1P34(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1296A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジルコンは,物理化学的安定性から年代測定等に幅広く利用される鉱物であるが,一方でジルコンの低温熱水変質作用の報告もあり,分析部位の選定や元素の閉鎖系の吟味は重要である。そこで,ジルコンの観察およびSHRIMPによるU-Pb年代測定,化学組成分析及び酸素同位体分析から,ジルコンの分析点選定及び変質作用の指標を考案した。分析試料はアメリカ合衆国ダルース複合岩体の斜長岩(AS3)中のジルコンを用いた。AS3ジルコンの組成像の暗部や表面下のクラックを含む部位ではU-Pb壊変系の擾乱,Zr存在度の減少,Ca,Al,Fe,Mn,Mg,K存在度の増加が見られ,ジルコン中のクラックが流体の通り道となり,その周囲から変質作用が進行したためと考えられる。よって,ジルコンの分析では組成像の暗部に加えて,表面下のクラックを避けることが重要となる。変質部位識別の指標として,Ca存在度に加え,K存在度が有効である。(著者抄録)

シソーラス用語： *ジルコン ,  斜長岩 ,  *熱水変質作用 ,  複合岩体 ,  微量元素 ,  イオンプローブ ,  マイクロプローブ ,  酸素同位体 ,  ウラン-トリウム-鉛法年代測定 ,  ミネソタ州
準シソーラス用語： SHRIMP

分類 (1件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (7件)： 熱水変質 ,  ジルコン ,  Pb ,  微量元素 ,  擾乱 ,  アメリカ合衆国 ,  複合岩体