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J-GLOBAL ID：201802256506689131   整理番号：18A1847758

ステンレス鋼-B₄C溶融混合物の系統的な粘度測定を目指したニッケルおよびステンレス鋼の粘度測定

Viscosity Measurement of Nickel and Stainless Steel Aiming at Systematic Viscosity Measurement for Molten Mixture of Stainless Steel and Boron-Carbide

著者 (4件)： 小久保宏紀 (茨城大学大学院理工学研究科) ,  西剛史 (茨城大学大学院理工学研究科) ,  太田弘道 (茨城大学大学院理工学研究科) ,  山野秀将 (日本原子力研究開発機構高速炉研究開発部門)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 82  号： 10  ページ： 400-402(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ナトリウム冷却高速炉のシビアアクシデント評価法の改良のために,溶融ステンレス鋼と炭化ホウ素から成る混合合金(SUS316L+B₄C合金)の粘度を得ることが重要である。本研究では,第一段階として,溶融ニッケル(Ni)とステンレス鋼(SUS316L)の粘度を振動るつぼ法により測定し,粘度測定装置の性能を確認した。溶融NiとSUS316Lメルトの粘度を1823Kまで測定した。溶融NiとSUS316Lの測定粘度値は,実験データの偏差から,それぞれ±4%と±3%と推定されることが分かった。また,溶融NiとSUS316Lのそれらは,溶融Niと類似の複合ステンレス鋼の文献値のそれらに近いことが分かった。さらに,溶融SUS316L-5mass%B₄C合金の粘度を暫定的に測定した。溶融NiとSUS316Lの粘度の近似結果は以下のように表された。log η_Ni=-0.68+2.3×10³/T±2.2×10^-2 1743≦T≦1823 log η_SUS316L=-1.40+3.9×10³/T±2.5×10^-2 1733≦T≦1823(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： LMFBR型原子炉 ,  シビアアクシデント ,  *原子炉用鋼 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  ニッケル ,  原子炉制御棒 ,  炭化ホウ素 ,  混合 ,  *炉心溶融 ,  溶融金属 ,  *粘度 ,  温度依存性 ,  測定精度
準シソーラス用語： ナトリウム冷却高速炉 ,  SUS316L ,  溶融混合 ,  メルトダウン ,  粘度測定 ,  振動るつぼ法 ,  Arrheniusプロット

著者キーワード (8件)： 粘度 ,  溶融ニッケル ,  溶融ステンレス鋼 ,  ステンレス鋼と炭化ホウ素の溶融混合物 ,  粘度 ,  溶融ニッケル ,  溶融ステンレス鋼 ,  ステンレス鋼と炭化ホウ素の溶融混合物

分類 (3件)： 液体金属冷却炉の安全性  (MD06040D) ,  原子炉容器  (MD04050A) ,  その他の物理的・機械的性質  (WB02040F)

引用文献 (8件)：

• 1) T. Iida and Z. Morita: Bull. Inst. Metals 19(1980) 655.
• 2) Y. Sato, K. Sugisawa, D. Aoki and T. Yamamura: Meas. Sci. Technol. 16(2005) 363-371.
• 3) R. F. Brooks, I. Egry, S. Seetharaman and D. Grant: High Temperatures-High Pressures 33(2001) 631-637.
• 4) R. Roscoe: Proc. Phys. Soc. 72(1958) 576.
• 5) Y. Sato, T. Ejima, S. Yaegashi, T. Kijima, E. Takeuchi and K. Tamai: J. Japan Inst. Metals 51(1987) 328.

タイトルに関連する用語 (5件)： ステンレス鋼 ,  溶融混合物 ,  系統 ,  粘度測定 ,  ニッケル