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J-GLOBAL ID：201802257160184492   整理番号：18A0376196

情報通信技術を組み込んだ給水機を利用した圃場水管理の省力効果

Effect of Labor Saving on Water Management during Rice Cultivation by Using an Irrigation Device with Information and Communication Technology

著者 (5件)： 坂田賢 (国立研究開発法人 農研機構 中央農業研究センター 北陸研究拠点) ,  野坂浩司 (農林水産省北陸農政局 九頭竜川下流農業水利事業所) ,  田中正 (積水化学工業株式会社) ,  建石邦夫 (国立研究開発法人 農研機構 中央農業研究センター) ,  加藤仁 (国立研究開発法人 農研機構 中央農業研究センター 北陸研究拠点)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 85  号： 2  ページ： I_177-I_183(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食料・農業・農村基本計画をはじめとする種々の政策目標の一つに,情報通信技術(ICT)を活用した水管理の省力化が挙げられている.一方,ICTを活用した水管理に対応した機器の開発は発展途上であり,省力化効果の検証はほとんど行われていない.本研究では携帯情報端末で稼働させられる自動給水機を設置した場合の効果について,耕作者の作業車両に装着した簡易型GPS記録装置で行動軌跡を収集することにより,慣行の水管理と作業効率を比較した.その結果,慣行と比較して自動給水機を利用した場合,1給水栓あたり,10aあたりの給水栓操作時間は,それぞれ27%,41%削減された.また,集約化された圃場水管理では,移動を含めた水管理時間全体に占める給水栓操作時間の割合は半分程度と大きく,給水栓操作時間を削減することによる水管理省力化の効果は大きいと考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： *圃場整備 ,  *水管理 ,  *情報技術 ,  *通信技術 ,  *省力化 ,  *給水装置 ,  携帯端末 ,  自動化 ,  操作 ,  水栓
準シソーラス用語： ICT ,  給水栓操作 ,  自動給水機 ,  *情報通信技術 ,  *圃場管理

著者キーワード (12件)： 圃場水管理 ,  自動給水機 ,  給水栓操作 ,  簡易型GPS記録装置 ,  省力化 ,  情報通信技術 ,  Water management in a lot ,  Auto-irrigating device ,  Valve manipulation ,  Simplified GPS tracker ,  Labor saving ,  Information and communication technology

分類 (2件)： 農業土木  (FB02000W) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (13件)：

• 石井 敦(2015): 担い手水田農業展開後の灌漑管理システムへの提言, 農業農村工学会誌, 83(4), 7-10.
• 伊藤良栄, 河合研治, 加治佐隆光, 近藤雅秋(2016): 自動給水栓の適正利用に関するアンケート調査, 農業農村工学会京都支部第73回研究発表会講演要旨集, 154-155.
• 野口 伸(2016): 農業ロボットの社会実装に向けた課題と展望, 学術の動向, 21(5), 71-75.
• 農林水産省(2015)(参照 2015.3.31): 食料・農業・農村基本計画, (オンライン), 入手先<http://www.maff.go.jp/j/keikaku/k_aratana/pdf/1_27keikaku.pdf>
• 農林水産省(2016)(参照 2016.8.24): 土地改良長期計画, (オンライン), 入手先<http://www.maff.go.jp/j/press/nousin/keityo/attach/pdf/160824-1.pdf>

タイトルに関連する用語 (4件)： 情報通信技術 ,  給水機 ,  圃場 ,  水管理