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J-GLOBAL ID：201802258091179771   整理番号：18A0494794

さめ類の漁業生物学的調査用縦延縄の開発

Development of a vertical longline for fisheries biological studies on sharks

著者 (9件)： 上嶋紘生 (東京海洋大 学術研究院) ,  生井沢知佳 (東京海洋大 学術研究院) ,  戸高耀介 (東京海洋大 学術研究院) ,  戸高耀介 (日本マントルクエスト) ,  塩崎航 (東京海洋大 学術研究院) ,  藤波裕樹 (水産研究・教育機構 国際水産資源研) ,  宮崎唯史 (東京海洋大 学術研究院) ,  塩出大輔 (東京海洋大 学術研究院) ,  根本雅生 (東京海洋大 学術研究院)
資料名： Mer  (Mer)
巻： 55  号： 3-4  ページ： 89-101  発行年： 2017年12月25日 
JST資料番号： Y0372A  ISSN： 0503-1540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・2014年7月~2016年2月の期間に相模湾においてサメ類を対象とした縦延縄操業の作業効率向上のため,研究練習船青鷹丸を用いて漁具を改良しながら試験操業を20回実施。使用した改良漁具は幹縄長245m,浮縄長5mの縦延縄で,縦延縄は流れを受けてもふかれ難く望む深度に釣り針を敷設できる利点があるが,絡み(ビリ巻き)が多く揚縄作業に時間がかかるなどの欠点も有。
・ビリ巻き(枝縄が幹縄に3回以上巻き付いた場合)発生率が高かったのは枝縄の敷設深度が大きいほど大(枝縄が浅いほどビリ巻き発生率は低)。
・漁具の絡みを低減させ縦延縄の作業効率の向上に成功。鉛直方向に多数の釣針の敷設が可能な改良漁具によって得られた相模湾におけるさめ類のCPUEは浮延縄で得られた値(20.2)と同程度(18.0)。

シソーラス用語： *サメ類 ,  *延縄 ,  *作業能率 ,  針 ,  釣道具 ,  CPUE ,  比較試験 ,  改良
準シソーラス用語： 相模湾 ,  作業効率 ,  釣針 ,  装置開発

分類 (1件)： 漁労装置,漁具  (FH03040N)

引用文献 (11件)：

• 金田禎之(1995):日本の漁業と漁法.成山堂書店,東京,126-137.
• 清田雅史,横田耕介(2010):マグロ延縄漁業における混獲回避技術.日本水産学会誌,76,348-361.
• MIZUNO, K., M. OKAZAKI, N. MIYABE (1998) :Fluctuation of longline shortening rate and its effect on underwater longline shape. Bull. Nat. Res. Inst. Far. Seas Fish., 35, 155-164.
• 水野恵介,岡崎 誠,中野秀樹,岡村 寛(1997):小型BTを利用したまぐろ延縄の水中姿勢の推定. 遠洋水産研究所報告,34,1-24.
• 中野秀樹(1994):北太平洋に分布するヨシキリザメの年齢と繁殖および回遊に関する生態学的研究. 遠洋水産研究所研究報告,31,141-256.

タイトルに関連する用語 (5件)： さめ ,  調査 ,  縦 ,  延縄 ,  開発