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J-GLOBAL ID：201802258279475872   整理番号：18A2067478

セレン酵素活性を最大化するための細胞培養培地におけるセレンの最適化【JST・京大機械翻訳】

Optimization of selenium in cell culture media to maximize selenoenzyme activity

著者 (6件)： Stolwijk Jeffrey (The University of Iowa, USA) ,  Wagner Brett (The University of Iowa, USA) ,  McCormick Michael (The University of Iowa, USA) ,  Zakharia Yousef (The University of Iowa, USA) ,  Spitz Doug (The University of Iowa, USA) ,  Buettner Garry (The University of Iowa, USA)
資料名： Free Radical Biology & Medicine  (Free Radical Biology & Medicine)
巻： 128  号： S1  ページ： S121  発行年： 2018年 
JST資料番号： D0414C  ISSN： 0891-5849  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： セレンは酸化還元生物学と酸化還元毒物学において重要な役割を果たす。それは,グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)およびチオレドキシン還元酵素(TrxR)のようなレドックス酵素の活性部位で見出される。細胞培養培地はセレンにおいて典型的に欠損している;この欠損はセレノ酵素の発現と活性を制限することができ,in vitro実験からin vivo環境へのデータの翻訳を弱めることができた。細胞培養培地中のセレン濃度は常に考慮すべきである。しかしながら,いかなる補給も,欠乏を克服し,毒性を誘導しない範囲内にある必要がある。補給の最適レベルは十分に特性化されていない。細胞培養培地のSe添加の最適レベルを決定するために,亜セレン酸ナトリウム(Na_2SeO_3)またはセレノ-L-メチオニン(SLM)の様々なレベルを導入した。著者らは,潜在的毒性を避けるための窓を,亜セレン酸塩の代わりにSLMを用いることによって広げることができることを確立した。GPx1とGPx4の発現と活性を評価し,種々の細胞に対する最適セレン補給レベルを決定した。100~300nM SLMで10%FBSを含む細胞培養培地の添加により,GPx1とGPx4酵素の発現と活性を最大にすることができた。興味あることに,イオワ大学での臨床試験からのデータは,ヒトにSeを補充することが血液中のGPx1活性を増加させないことを示している。被験者は,7か月以上の間,SLMとしてSeのRDA(55mg d~(-1))を毎日受けた。血中総Se濃度は約50倍増加した。しかし,血液中のGPx1の活性は一定であった。著者らの細胞培養データは,これらの酵素の完全な活性を保証するために,Seによる細胞培養培地の補充の重要性を示している。この簡単な操作は,細胞培養実験の硬直と再現性を増加させ,基礎的な酸化還元生物学を扱うデータのより良い翻訳をもたらすであろう。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 酸化還元反応 ,  *酵素活性度 ,  再現性 ,  *酵素 ,  キャラクタリゼーション ,  グルタチオンペルオキシダーゼ ,  活性部位 ,  in vitro実験 ,  毒性 ,  *最適化 ,  *細胞培養 ,  ヒト ,  チオレドキシン ,  *セレン
準シソーラス用語： 亜セレン酸塩 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R)

タイトルに関連する用語 (5件)： セレン ,  酵素活性 ,  最大化 ,  細胞培養培地 ,  最適化