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J-GLOBAL ID:201802258700540993   整理番号:18A1474977

北海道能取湖付近の上部中新統呼人層の放散虫・珪藻化石層序

Radiolarian and diatom biostratigraphy of the Upper Miocene Yobito Formation near Lake Notoro, Hokkaido, Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 124  号:ページ: 517-532  発行年: 2018年07月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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能取湖北部に分布する呼人層から抽出した放散虫化石と珪藻化石に基づいて,湖口の東西(西ルートと東ルート)の対比を行った。両化石データを総合すると,西ルートと東ルートの呼人層の年代は,それぞれ11.4~6.5Maと7.0~3.5Maと見積もられた。これは,西ルートの珪藻質堆積物の上部の大部分は層序的に東ルートの硬質泥岩相(能取層)に相当すること,また,西ルートの珪藻質堆積物の下部は能取岬の網走層の火山岩類に相当することを示している。このうち呼人層と能取層の同時異相関係は,シリカの相転移を伴う続成過程の地域差を反映していると考えられる。また,珪藻データは,呼人層中部の砂岩層の層準に不整合が存在することを示している。不整合層準よりも上位の地層から放散虫および珪藻の誘導化石と硬質泥岩礫が産出することを考慮すると,10Ma頃を境に後背地が侵食域へ転じたことが推定される。(著者抄録)
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第三紀 
引用文献 (41件):
  • 秋葉文雄(Akiba, F.), 1979, Denticula dimorphaとその類縁種の形態, および新第三系珪藻化石層序区分(The morphologies of Denticula dimorpha and its related species, and the Neogene diatom biostratigraphy of Japan).石資技研所報(Bull. Tech. Lab. JAPEX), 22, 148-189. English translation from the original written in Japanese.
  • Akiba, F., 1986, Middle Miocene to Quaternary diatom biostratigraphy in the Nankai Trough and Japan Trench, and modified Lower Miocene through Quaternary diatom zones for middle-to-high latitudes of the North Pacific. In Kagami, H., Karig, D. E., Coulbourn, W. T., eds., Init. Rept., DSDP, 87, Washington(U. S. Govt. Printing Office), 393-481.
  • 秋葉文雄・柳沢幸夫・谷村好洋(Akiba, F., Yanagisawa, Y. and Tanimura, Y.), 2012, 6.2北太平洋の珪藻化石層序の誕生から完成まで(North Pacific diatom stratigraphy).谷村好洋・辻 彰洋編著, 国立科学博物館叢書13微化石-顕微鏡で見るプランクトン化石の世界(A Book Series from the National Museum of Nature and Science No.13, Microfossils: Their Microscopic World Explored), 東海大出版(Tokai Univ. Press), 297-311. English translation from the original written in Japanese.
  • 番場猛夫・丸山修司・山屋政美・村瀬 正・池田国昭(Bamba, T., Maruyama, S., Yamaya, M., Murase, T. and Ikeda, K.), 1967, 網走市能取湖周辺の砂鉄・珪藻土鉱床(Deposits of iron sand and diatomite in the area surrounding Lake Notoro, Abashiri).北海道地下資源調査資料(Rep. Min. Res. Hokkaido), 108, 1-7. English translation from the original written in Japanese.
  • 千谷好之助(Chitani, Y.), 1930, 北海道北見國網走町附近に於ける石油徴候と地質に就いて(Oil indications and geology of Abashiri region, Kitami, Hokkaido).地学雑(Jour. Tokyo. Geogr. Soc.(Chigaku Zasshi)), 42, 32-39. English translation from the original written in Japanese.
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